不妊の原因は妻だけではありません

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日浦先生は笑顔で相談にのってくれます

最近、ママさん雑誌などで「不妊について」取材を受けることが増えました。私の専門ジャンルはセックスレス問題なので、セックスレスによる不妊についてよく尋ねられます。「セックスしたくない、セックスしない」あるいは「しょうがなくする」ご夫婦では赤ちゃんはなかなか、舞い降りて来ないのではと。また、不妊が原因で起こる夫婦喧嘩や、嫁姑問題、相続問題など様々なお悩み相談が、主宰する夫婦仲相談所には押し寄せます。

今回のテーマは、「不妊は妻側だけが原因ではない!」というものです。なんと半分は男性側に原因があるといいます。そこで「男性不妊」の専門クリニックの院長、日浦義仁先生に根掘り葉掘り、深堀インタビューさせていただきました。男性の方々も、背筋を伸ばしてお読みください。
 

日浦先生いわく「不妊カップルの原因の半分は男性にあり!」

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ホルモン測定器:この機械でホルモンを測る

二松:日浦先生、今日は「男性不妊」についていろいろ教えてくださいね。結婚して1年経って妊娠しなかった場合、普通はまず妻が病院へ行きます。それと同時期に夫も行くのがいいのでしょうか? 妻の診察結果がわかってから行くのがいいのですか?

日浦先生:そうですね。同時期に夫も病院やクリニックを受診して問題がないかどうか診ていただくのがいいと思います。というのも、不妊症カップルの原因の半分は男性にあるからです。

二松:そうなんですか! 半数が男性側の原因ですか。でも、世間一般的には女性側の原因が大半というイメージですよね。身ごもるのも産むのも女性ですから。私が運営する夫婦仲相談所に寄せられる主婦のお悩みでも、「赤ちゃんができないのでお姑さんにチクチク嫌みを言われる」というものが以前から減っていません。スタンダードな嫁姑問題になっています。

日浦先生:そうでしょうね。これまでもこのような話は常に言われてきましたが、まだまだ女性側の問題と思われている方が多いのが現実です。とくに一昔前の世代の方などは……。

しかし、女性側の検査や対応を中心に行っていたところ、実は男性側に問題があったということが多々あります。例えば色々な検査をしても女性側に特に問題なく、タイミング法を指導されて試してもなかなか結果が出ず、意を決して人工授精を受けてみると、実は夫の精子が少なかったり、動いていなかったり、精子が全くいない無精子症だったということが本当に多くあるんです。

従って同時期に夫も検査を受けることをすすめています。が、現実的にはなかなか難しいようです。年齢的にも働き盛りで、なかなか平日に病院を受診するということが難しいこと、女性と違い男性はどこに行けばいいのか、何科で診てもらえるのかさえわからないこと、どのような検査をされるのか不安、などがあるからだと思います。このような情報を啓蒙する活動が必要ですね。

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