着物・着付け/着物のコーディネート

これを買えばソンはない着物小物ベスト3

着物や帯はとても手が出ないけど、何か欲しい、何か買って帰りたい!そんな時に、買っておいて損はない小物ベスト3をご紹介。特に「呉服屋さんが怖い症候群」の人は必見!

黒柳 聡子

執筆者:黒柳 聡子

着物・着付けガイド

これからのシーズンどこかにお出かけすることも多くなる時期。また年末のイベントやお正月を控えて、着物熱が盛り上がる季節でもあります。そんな中、例えば京都への小旅行だとか、たまたま立ち寄ったお店で、着物や帯はとても手が出ないけど、何か欲しい、何か買って帰りたい!という場面も少なくないのではないでしょうか。

今回はそんな時に、買っておいてソンはない着物小物ベスト3をご紹介。これは今だに続く、「呉服屋さんが怖い症候群」の方々も、“小物をさっと買って帰る”というスマートな逃げ技にもなるかと思うので、是非参考にして下さい。


買っておいてソンはない着物小物ベスト3

着物や帯はいくら勧められても、見る目がないとなかなか即決で買う事ができないもの。そんな時に手を出しやすいのは、やはり小物。でも、たくさんあっても困るものを買ってしまってはタンスの肥やしが増えるだけ。ということで、買っておいてソンはない、いくつあっても重宝するものは以下の3つ。


1位 帯締め

買っておいてソンはない小物

ポイントとして使うなら個性的な色も素敵

これはもう、小物の定番と言って良いもの。安価なものであれば、1000円以下で 買えるモノもある。価格に幅があり色も素材も豊富なので、いくつ持っていても重宝する。好みの色が決まっていて、目に入る色がどうしても同じという人も、素材によって全く違う色に見えたりするし、ほんの少しの微妙な色の違いが後から効いてくるということもあるので、同じお店の同じものでない限り、持っているのと同色かも?と思っても買ってしまってほとんど問題はない。

また色々な格の種類のものを揃えておけば、あらゆる格の装いに対応できる。また、帯締めはポイントとして使う場合が多いので、普段は選ばないような色を選んでみると新たな色の組み合わせを発見できる事も多い。着物の小物の中で一番遊べる部分でもあるので、自由に選んでみて。ただし、あまり安いものだと、長さが短かったり、逆に組みが甘く伸びてしまったりということもあるのでご注意を!


2位 帯揚げ

買っておいてソンはない小物

帯揚げは何枚持っていても重宝する

帯締めと並んで定番の小物。色、柄、素材共に豊富に揃っていて、価格も幅広い ので、着物を着る時に変化を楽しめるもののひとつ。帯締めと帯揚げがセット(同じ色)でなければいけないと勘違いしている人もいるようだけれど、もちろん同じである必要は全くなく、自由に選んでOK。

ただし格の面で、全体の装いのバランスに合ったものを選ぶということは、言うまでもないこと。中には自分なりのアイデアで、スカーフなどを応用する人もいる。基本的に、胴に巻きひと結びできる長さのものであれば何でも代用できると思って良い。ただし、格の高い装いの場合は、きちんとしたモノを用いるように。遊ぶのはあくまでもカジュアルな装いの場合にとどめて。


3位 半衿

買っておいてソンはない小物

オーソドックスなものからカジュアルなものまで幅広く揃えると便利

こちらも、色素材ともに豊富にある。帯締め帯揚げなどと同様に安価なモノは1000 円以下のものもある。オーソドックスな白衿は格の高い礼装着から格の低い普段着までオールマイティーに使えるので、洗い替えとしていくつあっても重宝する。化繊の洗えるものから、シルクの刺繍が豪華なものまで幅広く揃えておくと着こなしが広がる。

色衿の場合、和小物屋さんでよく見かける端切れでもある程度の大きさ(半衿が見える範囲の大きさ)があれば、自作という方法もあるので、そういう目で探してみるのもおススメ。


番外編
その他、替え袖(ウソ付き袖)、足袋、伊達衿 なども、たくさんあっても重宝するもの。目についた時に買っておいてソンはない。


いかがでしょうか?
お店で何を買おうか迷ったら、小物のある場所へ直行し、上記の中で自分の目に留まったものをサクッと選んで買いましょう。

さて、さらに着物上手になるためには、普段の心がけも大切。次のページにはタンスの肥やしを増やさぬようにするために、普段から心がけておきたい事などをまとめてみました。


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