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これだけは必須!格安航空(LCC)利用の為の基礎知識(2ページ目)

日系LCCが相次いで就航し空の旅が身近になりました。ただ今までと勝手が違うため困惑するケースもあるようです。今回はLCCを利用する際に知っておきたい基礎知識をまとめました。

村田 和子

執筆者:村田 和子

旅の準備・お得・便利ガイド

格安航空(LCC)利用の基礎知識~予約編~

■遅延・欠航のリスクがある為、余裕を持って計画
Peach Aviation

89%の定時運航率ピーチの機内(Peach Aviation)

LCCは、空港での待機時間を出来るだけ少なくし、ピストンで運行することで効率化を図っています。また予備の機体もありませんので、遅延、欠航のリスクは高いのが現状です。旅行先での予定は出来るだけ時間に余裕を持つ、仕事や結婚式など絶対に遅れてはならない予定がある際には、遅延・欠航のリスクも考慮して計画をすることをお勧めします。

■価格は残席数で変動。基本的には早めの予約がお得
LCCと既存のエアラインとの大きな違いが価格の体系。各便の予約状況によって価格は日々変動します。残席が少なくなればなるほど価格があがるので、一般的にLCCは早めに予約した方が安く手配できる傾向にあります。

また、同じ日でも、早朝便や夜遅い便など、空港までのアクセスが難しい便は価格が上がりにくい傾向にあります。その他、頻繁に実施されるキャンペーンでは、さらにお得な金額で航空券が販売されます。twitterやfacebookなどで告知されますので、フォローをしておくといいでしょう。

■子供料金はなく、満2歳から座席が必要
既存のエアライン(※スカイマークを除く)が、国内線については満3歳から座席が必要なのに対して、日系LCCは満2歳から座席が必要。また子供料金はなく大人と同額になります。さらに、エアアジア・ジャパンは、2歳未満の膝上の乳幼児についても一律1500円が必要となります。該当する年齢のお子様がいる方は、注意が必要です。

■予約はWEBが基本。座席指定・受託手荷物(預ける荷物)は有料。
予約は電話でも可能ですが、LCCは人を介すると手数料がかかる(高くなる)ので、できればWEB予約をしたいところ。また既存のエアラインでは料金が必要ない座席指定や受託手荷物についても有料となります。

受託手荷物については、当日空港で手配をすると高いので(例:ピーチの場合は、当日空港で預けると2100円/個)、予約時にまとめて手配するのが得策。エアアジア・ジャパンは、重さで金額が変わるなど、運用は各社異なるので、しっかりと確認をしましょう。
なお、ベビーカーについてはLCC3社とも無料で預け入れが可能なので、受託手荷物へのカウントは必要ありません

エアアジア・ジャパン

エアアジア・ジャパンのホットシート。非常口付近は足元が広く快適

また座席は、シートピッチが既存のエアラインと比較し狭く、男性や大柄の方、膝上の赤ちゃんがいる場合等は、窮屈に感じるかと思います。各社とも足元の広い非常口付近などの席をプラス料金で利用できるので、検討してみてもいいでしょう。ただし膝上の赤ちゃんがいる場合や子供については、非常口付近の席は利用できません。唯一ピーチ・アビエーションには、最前列に足元が広く子連れも利用できるストレッチシートがあります(6席)。

次ページは 格安航空(LCC)利用の基本情報~搭乗日編~

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