相手の心を奪いたい?
「相手をどれだけ愛せたか」の方が、人生において大切!
最近の恋愛事情を見ていると、自分の欲望を満たすために、相手を奪おうとするような関係が増えています。
「自分が好きなのだから、相手も好きになってくれなきゃ困る!」と思っている人もいます。それは本当の愛情ではありません。
「私がこんなにあなたのことを好きなのに!」といった思いは、片思い中に限らず、カップルや夫婦でも多く見られます。
つまり、愛とは程遠いものを、愛だと勘違いしている人が多いのです。
結果主義の恋愛観で失っているもの
「相手を手に入れないと意味のない」と思う利己的な愛情は、大人の成熟から逸れています。つまり、“子供の愛情”なのです。結果主義でいると、視野を狭くし、人を幼稚化させます。
結果よりも過程、わび・さびを大切にしていた日本が、結果主義になってしまったことで、失ったものは大きいでしょう。
結果主義だと、表面的な豊かさばかりを求めがちになります。
恋人がいても、結婚しても、出世しても、お金持ちになっても幸せになれるとは限りません。
「心の豊かさ」こそ、人生を豊かにします。
だからこそ、相手を手に入れる、入れないにこだわることよりも、「相手をどれだけ愛せたか」の方が、人生において大切な出来事となるのです。