看護師/看護師試験の概要

看護師試験を知る(試験内容、合格率など)(2ページ目)

看護師試験の試験内容、受験資格、試験日目安、合格率などについて最新のデータを用いて解説しています。看護師試験は合格率が他の国家試験に比べて高く、必修問題をちゃんとクリアすれば合格できる試験です。

執筆者:高丸 慶


看護師国家試験の試験内容(出題形式)

看護師国家試験の試験内容に関してですが、現在は午前と午後の1日がかりの試験となっております。出題はマークシート方式で行われます。

試験科目に関しては看護学はもちろん、その他に制度の勉強なども行います。現在、看護師国家試験の試験科目は以下の10科目となっています。

・人体の構造と機能
・疾病の成り立ちと回復の促進
・社会保障制度と生活者の健康
・基礎看護学
・在宅看護論
・成人看護学
・老年看護学
・小児看護学
・母性看護学
・精神看護学

◎午前(2時間45分)
・必修問題(25問:25点)
・一般問題(65問:65点)
・状況設定問題(30問:60点)

◎午後(2時間30分 )
・必修問題(25問:25点)
・一般問題(65問:65点)
・状況設定問題(30問:60点)
合計:240問(300点満点)
※問題配分は変更される場合があります。

看護師国家試験の合格基準

合格基準は毎年変わります。前年の合格基準は参考までにする必要があります。
具体的には必修問題及び一般問題を1問1点、状況設定問題を1問2点として計算し、下記の全てを満たした場合、看護師国家試験合格となっています。この基準は私が受験した時から配点は変わっておりません。状況設定問題も看護師としての良識を問うような問題なので、点数を取れる分野になります。

◎第100回看護師国家試験の合格基準(平成23年2月実施)
・必修問題・・・「40点以上/50点」
・一般問題+状況設定問題・・・「163点以上/250点」
※合格基準は毎年、変わります。

私が受験した2005年から必修問題が導入されました。必修問題で8割以上取っていないと、どんなに他の点数が良くても合格は出来ません。まずは必修問題を確実に得点していくことがポイントです。

看護師試験は落とすための試験ではありません。しっかりと夏休み頃から準備をすれば充分に合格の出来る試験です。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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