Optimus G LGL21を 使ってみた
Optimus G LGL21は、OS4.0ベースではあるが、ハードウエア、動作レスポンス、独自機能やUIなど、ハイスペックな端末といってもいいだろう。デザイン的にも清潔感があり、ビジネスシーンでの活用にも適したモデルといえる。さっそく、気になる使い勝手をみてみよう。
高速モバイル通信au 4G LTEとWIN HIGH SPEED
Optimus G LGL21は、au 4G LTE 上り最大25Mbps、下り 最大75Mbpsに加え、WIN HIGH SPEED 上り最大5.5Mbps、下り最大9.2Mbpsに対応する高速通信が大きな特徴だ。au 4G LTEが高速なことは当然だが、実はWIN HIGH SPEEDの高速性も侮れない大きなメリットである。10Mbps~32Mbpsまで、LTEの実力を発揮するOptimus G LGL21。LTEをつかむと、下り7Mbps~10Mbpsで平均的に繋がった。最も高速だったのが、午前中の渋谷駅ホームで、下り約32Mbpsを記録した。まだ、au 4G LTE端末が十分フィールドに行き渡っていないことから、本当の実力が発揮されるまであと一ヶ月ほどは必要と思われるが、初期パフォーマンスは出ているとみていいだろう。
今回の計測で評価したいのはWIN HIGH SPEEDだ。地下鉄ホームでは下り最大約6Mbps、上り2Mbpsを記録するなど、十分すぎる速度を計測することができた。同じ場所で以前のモデルと比べて、平均で1Mbpsほど高速だったのは驚かされた。
パワーを2段階にセーブして省電力
Optimus G LGL21は、4コアを搭載するスマートフォンだ。OS 4.0ながら体感の動作速度は速く、キビキビと動く。そのぶん、フルスピードで動作中はバッテリ消費も多い印象だ。そんな時に便利なのが、通常1~4コアを利用するモードを1~2コア利用に制限するecoモードだ。動作するコア数を減らすことにより、省電力を実現するという、ダイナミックな機能だ。テレビをみながらTwitter・Facebook ながら生活できるQスライド
Optimus G LGL21は、動作用メモリ(RAM)を夏モデルまでの主流であった1GBから2GBに増加されている。RAMが増えたことで、動画再生の先読みが多くとれるので動画視聴環境は一掃安定している。RAMが2倍になったことで、動画を視聴しながら通常の操作もできるQスライド機能が搭載されているのもOptimus G LGL21の大きな特徴だ。Qスライドは、ワンセグ番組を視聴しながら、TwitterやFacebook投稿や閲覧、メールを読むこともできる。ワンセグ画面からQスライドボタンをおすだけで、ホーム画面にワンセグ画面が表示される。画面の表示は透明度を選択できる。
Vuで縁なメモ機能がさらに便利になって搭載
Optimus Vuに搭載された画面に直接手書きができるQメモ機能がOptimus G LGL21にも搭載されてる。メモ機能は現在表示している画面をキャプチャし、その上に手書きでメモが書ける便利な機能だ。ペン先やペンカラーが選べるほか、Webページ上でも、書類上でも手書きで入力ができる。また、メモを表示させたまま、操作ができるようにも機能強化がされている。起動は、通知バーの左端のメモアイコンをタップするか、音量上下ボタンの長押しで起動することができるので簡単だ。
NFCとFeliCa(おサイフ)両対応
Optimus G LGL21は、画像・URL、アドレスの送受信が可能なAndroidビームやICタグ利用が見込めるNFCとおサイフ機能のFeliCa、両方を搭載しているので、今後のNFCを利用する新サービスが展開されても対応できるところは安心だ。Optimus G LGL21の電池持ち
Optimus G LGL21は、2210mAhの内蔵バッテリを搭載しているので、だいぶ電池持ちは改善されている。仕事と自宅を往復する日常の利用であれば、そう電池切れを心配しなくても利用できるだろう。とはいえフルに使えば、まだ1日持たないケースもでてきそうだが、予備バッテリを1つ用意しておけば、大きなモバイルバッテリを用意しなくても活用できそうだ。バッテリが大きくなったことは良いのだが、その分、受電時間が長くなる。Optimus G LGL21は本体が急速充電対応なので、うれしいポイントでもある。しかし、Optimus G LGL21はmicroUSBからの充電しかできないため、最大アンペアは1.5アンペア以下となる。最大1.5アンペア制限のあるmicroUSB端子ではなく、専用接点での対応も欲しいところだ。
au Optimus G LGL21