秋の大阪 おすすめ観光スポットと味覚
紅葉シーズン真っ盛りの箕面大滝 (写真提供:箕面市商工観光課)
燃え立つ紅葉と豪快な箕面大滝の絶景
まず、箕面駅で降りて箕面大滝に向かう「滝道」を通っていきます。この道沿いも紅葉シーズン中は真っ赤に染まり、まるで紅葉のトンネルのような光景に。とても多くの人々が訪れてにぎわいます。箕面で最も紅葉が美しい瀧安寺鳳凰堂 (写真提供:箕面市商工観光課)
そして、さらに25分ほど歩いた先にあるのが「箕面大滝」です。その滝が流れ落ちる姿が農具の「箕」に似ていたことから、箕面大滝と呼ばれるようになったと伝わります。落差は33m、「日本の滝100選」にも選ばれ“天下の名瀑”とも呼ばれています。
特に秋、燃え立つような紅葉が映え、岸壁から一気に水が流れ落ちる様子はダイナミックで見事な光景です。四季を通じてさまざまな光景を見せてくれる箕面大滝、周辺は豊かな自然にあふれていて身も心もリフレッシュできます。
箕面ならでは名物「もみじの天ぷら」
店先で「もみじの天ぷら」を揚げている光景は、滝道の名物としておなじみだ
もみじの葉を1枚ずつ手作業で揚げていく。もみじの形にきれいに仕上げるには“熟練の技”が必要と言われる
昔ながらのごま入り「もみじの天ぷら」は、子どもから大人まで人気。滝道には約20軒のお土産店が並ぶ
ほかに、ほかに、箕面のサルをモチーフにした「ベビーモンちゃんせんべい」、あんやレモンなどのクリームが入った「もみじ饅頭」なども売られています。
さらに、箕面のご当地キャラクター“滝ノ道ゆずる”くんのもみじ煎餅も並んでいました。11月に入ると、箕面の滝道にあるもみじの葉がだんだん色づき始め、下旬ごろにピークを迎えます。見頃は12月上旬ごろまで。すばらしい紅葉と滝の絶景とともに、おいしいもみじのご当地名物もぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
箕面のご当地キャラ「滝ノ道ゆずる」くんのもみじ煎餅も売られている
「道の駅」にも足を伸ばしてみよう
大きなかわいい栗のオブジェが入り口にある「道の駅 能勢くりの郷」
能勢は、栗の中でも高級品種、大粒で味がいい“銀寄”の発祥の地です。毎年9月中旬から10月中旬にかけて栗が出荷されるシーズンには、多くの人々がこの道の駅に買い物で訪れます。その他の時期にも、能勢産の“旬”の農作物が並び、特に秋だとしいたけ、玉ねぎ、かぼちゃ、さつまいも、ししとう、たけのこなど。さらに、米や手作りみそなどもあり、休日はもちろん、平日もレジに行列ができるほどの人気です。
販売できない栗を活用した「くりジャム」「くりチョコ」。道の駅オリジナルで栗のおいしさが手軽に味わえる
一方、道の駅にあるレストランひだまりで、能勢産の新鮮でおいしい食材を味わうことができます。
最も人気なのが「ひだまり御膳」(1050円)。天ぷら、鍋、ごはん、付け合わせ、漬物まで、ほぼすべて能勢産です。今のシーズンだと、栗ごはんをはじめ、米粉を使った天ぷらではなす、もろこまめ、しいたけなど。鍋には、白菜や水菜などがあり、漬物もこの道の駅の手作りとのこと。付け合わせのかぼちゃの煮つけはとても甘く、やわらかくておいしかったです。ボリュームもあってお腹いっぱいになりました。新鮮な野菜をたくさん味わうことができてこの価格、満足できること間違いなしです。
「ひだまり御膳」は、天ぷらや鍋など能勢産にこだわってボリュームたっぷり
「ほっこりうどん」は、ツルっとした素揚げうどんに能勢産の野菜がたっぷり。ヘルシー志向の女性に好評のメニュー
大阪の秋といえば箕面、そして少し足を伸ばして能勢と、大阪府北部は特に秋、自然とグルメが存分に楽しめるエリアです。季節が十二分に感じられ、数々のおいしい体験もできる。絶好の行楽シーズン、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
<DATA>
■ 箕面 交通・観光案内所
住所:箕面市箕面1-1-1
TEL:072-723-1885
■ 箕面大滝
アクセス:阪急箕面駅から徒歩40分
■ 箕面山 瀧安寺
住所:大阪府箕面市箕面公園2-23
TEL:072-721-3003
アクセス:阪急箕面駅から徒歩15分
■ 宝栄堂
住所:大阪府箕面市箕面1丁目6-3
TEL:072-721-4156
営業時間:8時ごろ~18時ごろ
定休日:金曜日 (紅葉シーズンは無休)
アクセス:阪急箕面駅から徒歩5分
■ 道の駅 能勢くりの郷
住所:大阪府豊能郡能勢町平野535
TEL:072-731-2626
営業時間:9:00~18:00 (11月~3月は17:00まで)
定休日:火曜日 (7月~10月は無休)
アクセス:阪神高速池田線木部ICから約30分