きになる木 リッチフィールド
神戸市西区にお店のある「パティスリー リッチフィールド」の福原光男シェフが、今回、新たに発信するのは、“人の心、そして限りある自然が、より元気に豊かになるように”という思いを込めたブランド、「きになる木 リッチフィールド」です。幾層にも年輪を刻む「バウムクーヘン」をはじめとするお菓子を通じて、人と地球に、小さな苗木を植え続けたい、とおっしゃる福原シェフ。それは、宮城県気仙沼市で植樹活動をされている牡蠣の養殖漁業家、畠山重篤さんとの出会いから始まりました。豊かな海を守るために、山と川をより自然に近い状態に戻そうと、平成元年から植樹活動を続けている畠山さん。しかし、東日本大震災で、畠山さんの養殖場も津波の影響を受けました。
それでも「森に木を植えることは、人の心に木を植えることと同じ」と地道な活動を続けられる畠山さんの言葉に感銘を受けたという福原シェフは、人が元気になるコト、様々な気持ちや生命を「気=木」と考え、この「きになる木 リッチフィールド」というブランドを起ち上げられたのだそうです。
バウムクーヘンのように、シンプルなお菓子だけれど、食べたお客様の心に刻まれるような、心が豊かになるようなお菓子を作り続けたいという福原シェフ。売上の一部は、東北の植樹活動に寄付されるそうです。
バウムクーヘンは「DECO デコ」と「BOCO ボコ」の二種類。「デコ」は、見た目や質感から、連なる山々のゴツゴツとした力強い岩肌を思わせます。食感は少しもっちりして、噛み応えがあるのが特徴。生地に、黄金色に焦がした「発酵バター」を使用し、一層一層の生地を低温でじっくり時間をかけて焼き上げます。そのため、噛むほどに焦がしバターの芳醇な香りと旨味が広がり、上質な素材の味わい深さが楽しめます。 これまで様々なバウムクーヘンを召し上がってきた“通”の方にも納得していただける一品です。
「ボコ」は、口の中ですっと消えていくようなソフトな食感と、つい食べ進んでしまうやさしい味わいが魅力。カリフォルニア産のアーモンドプードルをシロップで練り上げた自家製のマジパンを使用。また、生地を焼く途中で窯から取り出し、一度寝かせてから焼き上げるという“二度焼き”を行うことで、驚くほどふんわり、しっとりした食感を実現しています。表面をコーティングしたホワイトチョコレートのまろやかな口どけも楽しめ、大人からこどもまで幅広く受け入れられやすいバウムクーヘンです。
リング状の<幹>は、ご家族で一緒に召し上がる団欒の場や、ホームパーティーなどにもお薦め。<枝>は、1ホールを1/8サイズのカットしたスティックタイプ。人数が少ない時にも、ちょうどいいサイズです。
この「バウムクーヘン」=「お菓子の木」が、人の心や、森の中の小さな“苗木”になれば嬉しいという福原シェフ。美味しいお菓子をいただいたり、人に贈ったりすることで、ささやかに東北の復興に繋げることができるというのも、素晴らしいことですね。
これ以外にも、コレステロール0%と身体にやさしいグレープシードオイルを使った「木なりシフォン」(1台987円)も登場します。植物油のサラリとした軽さにより、ふんわりもっちり、頬張れば、シルクのようになめらかな質感が特徴です。
<ショップデータ>
きになる木 リッチフィールド
大阪府大阪市北区角田町8−7 阪急うめだ本店B1階
電話 06-6313-1620
営業時間 阪急うめだ本店に準ずる( http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/ )
定休日 阪急うめだ本店に準ずる
次のページでは、フランス、パリで世界最高峰のショップとして知られる、あのブランドをご紹介します。今回が、待望の関西初出店となります。