予定利率が下がると保険料は上がる、シーソーの関係
予定利率は、生命保険の保険料を決めるときの予定率の1つ。予定利率が高いと今のうちに保険を見直ししておいたほうがオトクかも
この決定を受けて、各生命保険会社は、来年4月以降の予定利率をどうするかを検討している最中ですが、予定利率の引き下げは避けられない模様です。つまり、保険料を上げる公算が高いということ。
多くの保険の保険料が上がりそうなので3月までに加入を
予定利率引き下げの影響を受ける、つまり、保険料が上がる保険は貯蓄性の高い保険、保険期間の長い保険です。種類でいうと、貯蓄性のある保険としては、終身保険、養老保険、個人年金保険、こども保険があげられます。掛け捨てであっても、保険期間の長い終身型の医療保険・がん保険、長期の定期保険、収入保障保険も影響を受けそうです。つまり、一般の人が利用する多くの保険の保険料が上がりそうということ。ですから、保険に入ろうと思っている人、そろそろ保険を見直して入り直しが必要と考えている人は、保険料が上がる前、具体的には来年3月までに加入した方がおトクなのです。例えば、保険料が月100円上がるだけでも、年間1200円の負担増になるのですから。
ただし、保険料が上がるからと、必要のない保険に入ることがないようにしましょう。