モデルルーム見学/モデルルーム見学のコツ【出かける前に編】

行くまでの準備とモデルルームでのチェック 最強!モデルルーム攻略法!!(2ページ目)

通常、新築マンションは建築される前に販売センターやモデルルームなどで、販売されます。そこで、新築マンションを買う場合には、モデルルームへ行って検討することが一般的です。今回は前準備とモデルルームでのチェック点をご紹介します。

執筆者:平野 秀昭

モデルルーム編

希望条件とその優先順位は決まりました、手持ち資金や所得金額などの自分の内容も把握しました、そして希望エリアにある新規分譲情報もチェックしました。
さて、いよいよモデルルームへ出発です。

モデルルームへ行くには、できるだけ普段利用している交通機関で行くようにしましょう。
電車なら電車で、車なら車で行くことをお勧めします。
通常、モデルルームは建築される物件の近くに作られることが多いため、最寄り駅から徒歩で実際にかかる時間や、現地までどのような街並みを通って行くのかも知ることができます。
車の場合は、物件が幹線道路から近くで移動しやすいように思えても、近くに大型ショッピングセンターなどがあって渋滞し、なかなか物件までにたどり着けないなど、地図上では得られない情報を得ることができます。

モデルルームに着くと、受付カードに名前や連絡先などを記入するように案内されます。
「後からしつこく営業されるかもしれないから、書きたくないな~」なんて気持ちになる人も多いようですが、ここはしっかりと書いて真剣に物件選びをしている姿勢をみせてください。
営業マンはこのカードを見て、真剣に考えている購入見込み客か単なるひやかしか判断し、ひやかしと判断されると、そんなことはないでしょうが、説明もいい加減にされる恐れもありますから。

受付カードに記入すると、担当の営業マンがモデルルームの案内をしてくれます。

そして営業マンは、この物件のアピールポイントを次から次へと浴びせかけてくれます。
しかし、その饒舌な言葉のシャワーに負けてはいけません、言葉のイメージだけで良さそうなんて判断せずに、聞こえてくる言葉は何を意味しているのか解らないことも往々にありますので、よく解らない言葉は必ずその場で説明を受けるようにしてください。

それと、モデルルームで気をつけなければならない大きな点は、オプションのソファやテーブル、照明などで大変イメージよい部屋作りをしている点です。
どれがオプションでどれが標準で設備されているのかよく確認して、ファッション雑誌から抜け出してきたような部屋の雰囲気に飲み込まれないようにしてくださいね。

また、モデルルームになっている部屋は、特定のタイプの部屋や共通の設備や素材の確認のために作られた部屋が多いので、自分たちが検討する部屋のタイプとモデルルームを比較して部屋の広さや、間取りの違いをしっかりと認識してください。
特に室内の高さは、実際とは異なるケースが多いようですので、その違いを必ず営業マンもしくは図面で確認するようにしてください。
室内高さというのは、部屋の広さを感じる上で大きな影響があります。
モデルルームの室内の高さが実際の部屋よりも大幅に高い場合、「モデルルームではゆったりとした部屋だったのに、実際は狭く感じるなあ」なんてことにもなりかねませんので。

ほぼ検討ができる物件だと判断したら、資金計算をしてもらうようにしましょう。
モデルルームに行く前に自分で資金計算をしておいた方も、そうでない方も、物件によって住宅ローンの組み方は異なったりしますので、希望の部屋は購入できる金額なのか、他に購入できる金額の部屋ならどの部屋になるのかを確認して検討するようにしてください。

最後に、実際に建築される場所とモデルルームが少し離れているケースもありますので、モデルルームの見学が終わると、実際に建築される場所を必ず確認するようにしてください。
そして、その周りの状況を見て、日当たりや騒音、悪臭など現地でないと得られない情報を体感してください。
できれば、昼と夜、平日と週末に分けて何度か訪れてみてください。
近くに工場や大型スーパー、学校などがある場合、大きく環境が変わることがありますので。
そして、自分たちがそこに住んだ場合のイメージを膨らませ、しっくりくるか、納得できるかを感じとってくださいね。
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