鉄道/駅、鉄道グッズ

見事にリニューアルなった東京駅赤レンガ駅舎(2ページ目)

日本の鉄道の拠点として重要な役割を果たしてきた東京駅。このたび丸の内駅舎、通称”赤レンガ駅舎”が5年の「復原」工事を完了し、丸ドームをともなった創業時の姿を取り戻した。休止中だった駅舎内のステーションホテルもリニューアル、営業再開することで話題となっている。生まれ変わった赤レンガ駅舎のすべてをご紹介しよう。

野田 隆

野田 隆

鉄道 ガイド

名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL・D51を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。

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クラシックで典雅な東京ステーションホテル

ロイヤルスイート

最高級の部屋ロイヤルスイート

赤レンガ駅舎内部のかなりの部分は「東京ステーションホテル」となっている。駅舎復原工事のために2006年3月末をもってホテル営業は休止していたが、2012年10月3日(水)に再開。ヨーロピアン・クラシック・スタイルで統一されたホテル内は高級感あふれる落ち着いた仕様である。

一部屋しかない「ロイヤルスイート」(3046号室)は、一泊80万8500円という度肝を抜く価格で話題となっている。寝室、バスルームのほか、居間、書斎、ウォーキングクローゼットなど、実に広々としていて特別室の名に恥じない。

メゾネットスイート

二階建てのつくりとなるメゾネットスイート

「メゾネットスイート」は、2階建ての珍しい構造で、インテリアが高級そのものだ。丸窓も珍しく、行きかう列車が見えるのも駅舎内ホテルであることの証だ。

 

赤レンガ駅舎のシンボル、丸屋根ドーム

ドームの内側

ドームの内側

ドームサイドの客室

ドームサイドの客室

「ドームサイド」客室は丸屋根ドームに沿ってレイアウトされたユニークな客室で、窓からドームの内側の装飾や、構内を行きかう人々の様子が眺められるのが、いかにもステーションホテルらしい。天井が高く、ゆったりとくつろげるのが魅力だ。

ドームの内側は、駅コンコースの吹き抜けから見上げることもでき、3階ドームサイドの部屋と部屋の間にあるバルコニーからも間近に見える。干支や鷲のレリーフなどが創建当時の姿に復原され、その高い芸術性には目を見張る。

 
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