丸の内駅舎、堂々復活

1914年の開業以来、日本の鉄道の表玄関として重要な役割を果たしてきた東京駅。関東大震災には耐えたものの、第二次大戦末期の空襲ではドームの丸屋根などが破壊され、応急処置を施しただけで推移してきた。このほど、5年にわたる丸の内駅舎(通称”赤レンガ”駅舎)の「復原」工事が完了、創業時の美しい姿を取り戻した。また、駅舎内のステーションホテルも復活し話題となっている。東京の新名所ともなった、魅力あふれる赤レンガ駅舎のすべてをご紹介しよう。

日本の鉄道の一大拠点、東京駅

赤レンガ駅舎

堂々たる赤レンガ駅舎

東京駅丸の内側の赤レンガ駅舎は、1914(大正3)年に、当時の建築界の重鎮辰野金吾博士による設計の下、堂々たる姿で完成した。両側に丸いドーム屋根の建物を配した巨大な建物で、正面は皇居に向き合っている。東京の、いや日本の鉄道の玄関、拠点にふさわしい駅と言える。

ゼロキロポスト

1番線にある中央線ゼロキロポスト

かつては、東海道本線の起点として特急「つばめ」「はと」、ブルートレイン「あさかぜ」「さくら」など錚々たる名列車が発着していた。現在では、東海道新幹線、東北・上越・長野などの新幹線の起点、首都圏の通勤輸送の要として重要な役割を果たしている。起点駅にふさわしく、線路の片隅には、路線の起点を表すゼロキロポストが14ヶ所も設置されている。

 
駅長室

別格の存在である東京駅駅長の執務室

また、赤レンガ駅舎のほぼ中央には駅長室がある。東京駅の駅長は、JR東日本ではただ一人の役員(取締役)であるように、他の駅とは別格の存在だ。そんなところにも、東京駅の特別なステータスが感じられる。