プロのための厨房といえば、磨き込まれたステンレスカウンターに大火力のコンロが整然と並ぶ、というイメージだと思います。コンロから立ち上がる炎で、厨房内の温度が40℃以上になることもしばしば・・・
ところが今回紹介する和食料理の店「銀座まなや」さんは、なんと調理場がオール電化。つまり、「火」を使っていないのです。
美味しいものを迅速に提供してくれるプロの目からみた「オール電化のメリット・デメリット」は?さっそくお邪魔しましょう!
手しごと料理とお酒の店 「銀座まなや」
2009年オープンの和食店「銀座まなや」。オール電化のお店です。 |
階段を下りて店内に入ると、大きな自然石の「飛び石」が敷かれた露地風のホールが。その一角に並ぶ美味しそうな野菜たちと一緒に、ガラス越しに見える炙り焼コーナーが目に入ります。あれ!?火を使わないのに「炙り焼?」
その秘密は、また後ほど!
さっそく、プロの厨房にお邪魔しましょう!
業務用IH調理器が2口。厨房はコンパクトで使いやすい設計です。 |
厨房が慌ただしくなる前に、まず、料理長に話を伺います。
店長の北出誠さん。 「IHは、火が直接あたらないので、土鍋が焦げ付くことがないんですよ。」 |
便利なだけでなく、大切な調理器具を頻繁に替えることなく長く使い続けることは、廃棄物を減らすというエコの心にもつながっていると思います。」と、店長。確かに、その通りですね!
ところで、IHクッキングヒーターにデメリットはなかったのでしょうか?
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