注文住宅/トラブル・欠陥住宅・シックハウスを防ぐ対策

注文住宅の工事トラブルを防ぐ4つの図面

注文住宅で、何のトラブルもなく順調に工事が進んでいても急に現場が慌ただしくなることがあります。それは内装工事に入ってからのトラブルです。トラブルの原因は、イメージと違う、取り付ける位置や高さのミス、品番が違うなど施工側のミスもあれば建て主の勘違いもあります。さらに図面の記入漏れやミスもあるでしょう。いずれにしても工事の流れの中で内装工事に入った時がターニングポイントです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

内装工事に入ってからがトラブルが起きる

注文住宅で、何のトラブルもなく順調に工事が進んでいても急に現場が慌ただしくなることがあります。それは内装工事に入ってからのトラブルです。トラブルの原因は、イメージと違う、取り付ける位置や高さのミス、品番が違うなど施工側のミスもあれば建て主の勘違いもあります。さらに図面の記入漏れやミスもあるでしょう。いずれにしても工事の流れの中で内装工事に入った時がターニングポイントです。


図面は何枚書きますか

一般に一戸建て住宅をつくるのに必要な図面は15~16種類あり、大きく分けると、意匠・構造・設備の3つに分類できます。

意匠図面は平面図・立面図・断面図などで主に建物の形やデザインなどが表現され、構造図面は構造や骨組みなどの納まりやディテールが記されます。設備図面は給排水などの衛生設備図と電気設備図です。これらすべてをあらわした図面は実施図面と呼ばれ、A2の大きさで約35~40枚くらいになります。この図面に基づいて工事が進んでいきます。


図面不足はトラブルが起きやすい

実施図面がきちんと書かれている建物はよいのですが、建物の依頼先によってこの実施図面をあまり詳しく書かないところがあります。確認申請と他に必要な図面4~5枚だけということも。トラブルが起こりやすいのはこうした図面不足によるあいまいな点です。


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