丸く整えられた庭木になごむ「詩仙堂」
江戸初期の文人・石川丈山が1641年に造営し、隠居した山荘跡である「詩仙堂」。正しくは、でこぼこした土地に建てた住居という意味の「凹凸?(おうとつか)」であり、「詩仙堂」はその一室なのだそうです。現在は詩仙堂丈山寺として曹洞宗のお寺となっています。「詩仙堂」と呼ばれるようになったのは、狩野探幽が描いた中国の三十六詩仙が飾られている「詩仙の間」から。そこから眺める庭園が見事です。
丸く刈り込まれたサツキは、それだけでもかわいいのですが、赤やピンクの花をつける春の時期はまた格別。庭は回遊式となっており、見て回ることができます。秋には紅葉が美しいそうです。
丈山が考えたといわれる“ししおどし”の音を聞きながら庭園を眺める、ゆっくりとした時間がすごせる場所です。
■詩仙堂
住所:京都府京都市左京区一乗寺門口町27番地
Tel:075-781-2954
拝観時間:9:00~17:00(受付16:45まで)
休み:毎年5/23
料金:大人500円、高校生400円、小・中学生200円
地図:Yahoo!地図情報
HP:http://www.kyoto-shisendo.com/