ネットオークション/落札された商品を配送する

ヤフオクやメルカリでのNGな梱包例と配送のコツ

ヤフオクやメルカリに出品して落札者が決まったら、いよいよ商品の配送。うまく梱包しないと商品を傷めたり、落札者を不快な気分にさせてしまうことも……。今回は商品のNGな梱包方法とうまく包装するコツ、おすすめ資材をご紹介します。

執筆者:堀切 美加

こんな包装の仕方はイヤだ!

落札したものをお届け

落札したものをお届け

メルカリなどのネットフリマ、ヤフオクなどのオークションで落札したものは、届くまでドキドキワクワク。中古であろうが新品であろうが、自分にとっては大事な商品。届けてくれるのは、ほとんどの場合、宅配業者さんですが、届いた落札商品を手にとって……Oh No!! ビックリ、ガックリ。

私が「こんな包装がイヤだなぁ」と思ったケースです。


 

ゴミ袋に入っていた

雨がちな季節。確かにビニールにグルグル巻きにされているのは、雨や湿気対策が何もされてないより安心ですが、そのビニールが45Lのゴミ袋だったときは、ちょっとドキッとしました。

ゴミ袋は確かに新品のようでしたが、やはりちょっといやな感じがします。

梱包自体はテープでグルグルと梱包してあり、水濡れとか汚損の心配はなかったのですが、そのテープのぐるぐる巻きもかなりいい加減。玄関に置き去りにされていたら、ゴミとか不審物に見えてしまいそうな感じでした。少し見た目にも気を使ってほしいですね。
 

商品の箱がハダカの状態で送られてきた

箱をテープでとめて、そのまま配送伝票を貼って送ってこられるたのには、少しビックリしてしまいました。

パソコン周辺機器などの場合、箱はそのままでも配送に耐えうるので、その点では心配はないですが、開封時にテープをはがした跡で箱がだめになってしまって、保管に困りました。フィギュアや人形の箱はもちろん、私の場合、靴なんかも箱は大切なんですよね。

先日靴を購入したときのこと。商品説明に「商品はお箱に入れてお送りします」と書いていたので、楽しみにしていたら、靴の箱に透明のビニールテープがグルグル巻かれて、伝票が貼られた状態で送られてきました。当然開封のためにテープをはがしたら、箱は台無し……。ちょっとガックリでした。

保管するときのことを考えて、箱を袋にいれて配送してくれると親切ですよね。
 

大きな箱に小さな商品がポツリと

宅配便でのお届け。やけに送料がかかるなーと思っていたら、届いて開封してみてビックリ。大きな箱に小さな商品がポツリと入っている状態。「えっ?これなら、もう少し小さい箱でもよかったんじゃない?送料は安くすんだのでは?」と不信感。

さらに、スカスカで商品が動いてしまうのを心配してくれたのだと思うのですが、新聞紙の丸めたものがたくさん入っていました。そのままだ捨てると、それらはすべてゴミになってしまうので、1枚1枚広げて、地域の古紙回収に出しましたが、結構面倒でした。新聞紙が入っているのはいいのですが、箱自体をもう少し商品に近い大きさにして欲しかったところです。
 

本を透明なビニールに入れて発送

本を透明なビニールに入れてくれたので、水濡れとか汚損などの心配はなかったのですが、何の本を私が買ったかが丸わかり。怪しい本ではなかったのですが、少し微妙なキモチがしました。

冊子小包(現在はゆうめーる)での発送だったので、中身が見えるように、ということで透明なビニールを使ったのだと思いますが、丸見えということには少々抵抗がありました。プライバシーを考えて、中が見えないように配慮してほしいですね。

箱や袋の中にゴミが入っている

悪意ではないにしろ、荷物の中にゴミも同梱。

これ、意外と多いです。家にあった箱や袋を使うときは一度中をしっかり確認した方がよさそうです。特に段ボールの場合、底の重なりの部分にゴミが入っていて、箱を壊したときになにやらボロボロ出てくる、ということがあります。髪の毛なんかも注意してください。

荷物の中に入っているものとしてありがちなのがレシート。購入時に袋の中に入れてそのままにしていたレシートを、落札商品といっしょに送ってしまったようです。「ふーん、コンビニでこういうものを買う人なんだ」と、想像がふくらんでしまったので、楽しかったですが。
 

ラッピングサービス

個人の人からの落札だったのですが、時期がクリスマスだったためか、商品説明文に「無料でラッピングサービスします」と書いてありました。

ラッピングを希望したのですが、送られてきてビックリ。ラッピングというには程遠い梱包。仕方ないのでラッピングをし直そうと思い、はがしていくと、包装紙が箱に直接テープで留められていて、テープをはがしたら箱の一部がはがれてしまいました。自信の無いラッピングなら、しないほうが落札者のためとも言えそうです。
 

商品が袋の中にそのままポトンと入っていた

こんな梱包は嫌だ
靴が袋にポンと・・・
袋が防水で、ポトンと入っているのが箱入りのものであれば、何にも不満はないのですが、袋は防水でない薄手のもので、商品は靴。中古の靴だったので、袋の中は何となく汚れていますし、靴はぶつかって傷んでいる気がしました。箱にいれてほしかった……。

 

梱包は何のために?

梱包する一番大事目的は、商品を相手に無事届けることだと思います。

配送途中の雨、荷物の積み重ね、落下などのトラブルで、汚れたり濡れたり壊れたりしないように梱包することです。ゴミ袋(新品)であろうと、商品が無事なら言うことはないですが、できれば見栄えも悪くない程度にはしておくと、受け取った人は嬉しいと思います。

まずはそんな梱包ができているか、確認してみましょう。
 

落札者が安心する梱包方法

相手に届くまでが大切! 商品が傷まない梱包のコツ」では、落札者に喜ばれる梱包のコツ、プチプチなどおすすめの梱包資材をご紹介しています。また、梱包が難しいコミック全巻やCD・DVDについては「コミック全巻セットをゆうメールで送るときに便利な技」「CDやDVDを無事に届けるための梱包の仕方」をご覧ください。

商品の大きさに合った袋が無いときは、包装紙でくるむのも手。「商品発送のワザ!包装紙の上手な使い方」を参考にしてみてください。

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