お金を2倍にする72の法則
お金を増やすのは、あなたの努力次第です!
金利(%)×年数(年)=72
0.3(%)×年数=72
年数=72÷0.3%=240年
100万円をネット定期に預けていると、孫の代に倍にはなる予定ですが、自分が生きている間にお金を増やし、使えなければ何の意味もありません。そこで、10年、20年、30年の運用期間で、100万円を倍にするプランを考えてみましょう。
30年運用プラン
まずは、30年プランから考えてみましょう。金利(%)×年数(年)=72
金利(%)×30年=72
金利(%)=72÷30年=2.4%
30年なら時間に余裕がありますので、比較的安全とされている金融商品を中心に探せます。そこで、比較的安全度が高いとされている「債券」に目を向けてみましょう。
安心度が比較的高い商品としては「国債」が考えられます。現在募集している「利付国庫債券(10年満期・利払い年2回)(第325回)」が0.8%、そして、「第40回個人向け国債(変動10年満期・利払い年2回)」は0.53%と比較的高金利な方ですが、2.4%には遠く及びません。次に、「社債(円建て)」を考えてみましょう。すでに募集は終了しましたが、「SBIホールディングス株式会社(1年満期)」は1.60%と高金利です。
現状、2.4%の定期預金は見当たらず、2%程度の金融商品を探すことは至難の業です。もちろん、景気動向によって金利は変動しますが、安心、安全だけではお金が増えない現状、有利な金融商品が登場しないか、アンテナを常に張り巡らせておくことが大切になるでしょう。
20年運用プラン
次に20年、10年の場合を考えてみましょう。- 20年の場合
金利(%)×20年=72
金利(%)=72÷20年=3.6%
- 10年の場合
金利(%)×10年=72
金利(%)=72÷10年=7.2%
どちらも、30年運用プランよりも高利回りになりますので、投資商品での運用が不可欠になるでしょう。投資商品の場合には、元本保証がない点に注意が必要です。
では、20年プランから考えてみますが、高金利の外貨建て商品に目を向けてみましょう。通貨にもよりますが、外貨建てMMFでは、豪ドル2.883%、NZドル1.934%(ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド)や南アフリカランド4.244%(ホライズン・トラスト)(9月10日時点)等があります。ただし、外貨建てMMFに限らず外貨建て商品の場合には、為替リスクが常に存在します。円安になれば儲かりますが、円高になれば損失が発生しますので、為替動向には留意が必要です。
10年運用プラン
最後に、最も運用の腕が試される10年プランですが、投資信託や株、FXに目を向けてみましょう。株式投資で考えてみましょう。iPhone5の発売が話題になっていますが、iPhone関連銘柄であるソフトバンク(9984)は、今年1月は2000円を少し超えた水準でしたが、現在は3000円を超えています。およそ50%も株価が上昇しているのです。上昇力のある銘柄をうまく選べれば、7.2%を達成することはそう難しいことではないと考えられます。しかし、いつも上昇力のある銘柄を選べるわけではありません。株も投資信託もFXも、売買戦略を磨いておくことが大切になるでしょう。