アラサー・アラフォーのバリキャリ独身女性のハートを鷲掴みにした「セカンド・バージン」から早5年。時代は流れても、劇中の鈴木京香の悩みは今日に至っても解消される様子はない。この「いい男不毛時代」のヒエラルキーのてっぺんに位置する男性の妻の座をしとめるのは、たいていイケてない女だったりする。

イケてる男が、イマイチな女と早々に結婚するのはどうして?

家族写真

家族写真付きの年賀状ほど、独身女性が見ていて寒々しくなるものはなし

昔からの友人、会社の同僚先輩から送られてくる年賀状。すてきだなと思う男性の横には、8割の確率で、「?」が1,000個くらい頭をよぎる何基準で選ばれたかわからない微妙な妻が、勝ち誇った笑顔で彼に似ていない子供を抱いて映っていたりする。

彼女の選んだ微妙な服を着て、彼女が手入れした庭なんかをバッグに(たいがいその家庭菜園や花も趣味が悪いのだが)こちらを見て微笑む男性たち―。

昔から不思議だった。いい男はモテるのにも関わらず、こと女事情に関しては向上心がびっくりするほど欠落しているように思える。連れて歩いている彼女は、地味だったり、気ばかり強いが知性がなかったり、同性である身からすれば、ケチのつくような相手ばかり。

「あなただったら、もっと美人で、賢くて、華やかな彼女、2秒くらいでできるよ?」
何度言ったことか分からない。

彼らは大抵こう答える。
「なんで?満足しているんだけど」と。

新しく誰かと恋愛を始める煩わしさ、相互理解の厄介さ、そんなものにパワーを割くくらいなら、気の知れた彼女とツーカーの仲で過ごし、事足りなければ、責任をとらなくていい合コンで知り合った、そこそこ可愛い簡単な女を嗜むので十分だと。

いい男の妻がつまらなく見えるのは、嫉妬なのか? それとも、嫉妬で割り切れないものがあるのだろうか?