大阪の玄関口「大阪ステーションシティ」
大阪の玄関口に「
大阪ステーションシティ」がオープンして早1年あまり。たくさんの人々が日々訪れ、大阪の新たなランドマークとしてすっかり定着してきました。
大阪ステーションシティは、JR大阪駅をはさんで北がノースゲートビルディング、南がサウスゲートビルディングです。駅としての機能はもちろん、百貨店、ファッションビル、エンターテイメント、ホテル、オフィスなどさまざまな施設があります。
百貨店、ファッションビル、シネコン……楽しみたくさん!
駅ホームをおおう大きな屋根が特徴(写真提供:大阪ステーションシティ)
百貨店では、伊勢丹と三越がコラボレーションした『
JR大阪三越伊勢丹』と、同シティ開業に合わせて売り場面積を約1.6倍に増床してスケールアップした『
大丸梅田店』が。そして、ファッションや雑貨、コスメなどセンスいい198店舗がそろう『
ルクア』、12スクリーンある関西最大級のシネマコンプレックス『
大阪ステーションシティシネマ』、上質な客室やレストラン&バーなど定評ある『
ホテルグランヴィア大阪』などが入店しています。
さらに、レストラン&ウェディング施設、スポーツクラブ、駅ナカ保育室、旅行代理店、総合クリニックなどもそろいます。一部の広場以外は屋内にあるので、天気が悪い日に訪れても1日過ごすのに十分楽しむことができます。
なにより、大阪駅という一大ターミナル駅から直結した施設。大阪はもちろん、京都や神戸、さらに山陰や北陸方面などから特急に乗って遊びに来るのにとても便利です。
各種ガイドツアーなどの受付を行うインフォメーション
3階南北にインフォメーション、1階に鉄道・観光案内所があり、各種ガイドツアーも受け付けています。大阪ステーションシティをめぐるツアーは3種類。ツアーアテンダントが約60分かけて案内するガイドツアー(大人500円/小学生250円)、8つある広場と大阪駅の歴史を音声と映像で紹介する音声ガイドツアー(500円)、「時計」「エコ」など好きなテーマを選んで自由にめぐる4つのパンフレットツアー(無料)です。さらに、天空の農園など大阪ステーションシティの樹木や花に関する質問に答えるグリーンスタッフ、タッチパネル式のデジタルサイネージではイベント情報などをリアルタイムで発信しています。
「水」「緑」「時」「エコ」「情報」……特徴ある8つの広場
大阪ステーションシティには、施設そのものを“まち”に見立てて「水」「緑」「時」「エコ」「情報」を共通テーマに個性ある8つの広場があります。
金時計と銀時計のある待ち合わせに便利な「時空の広場」
まず、ホーム上にかけられた橋上駅の屋上にひろがるドームでおおわれているのが
「時空(とき)の広場」。鉄道の象徴ともいえる「時」を刻む金時計と銀時計が南北に配置されています。ガラス越しに列車の発着をながめ、ベンチに座って休憩もできる人気スポット。ちなみに、金時計は直径160cmほどあり、その大きさは意外と知られていないそう。
屋上に季節ごとの野菜が植えられている「天空の農園」
ノースゲートビルディングをエスカレーターで上っていくと、日本の伝統美を「和」モダンの庭として桜や松などの季節感ある
「和(やわ)らぎの庭」、英国風の庭園で風や太陽をじかに感じられる
「風の広場」があります。さらに、風の広場から階段を上ると
「天空の農園」があり、実際にその季節ごとに野菜などが栽培されていて、都会の中にあるオアシスとして緑があふれ、いやされる空間です。散策におすすめ。
また、ノースゲートビルディング2階の
「アトリウム広場」は、8層の吹き抜けになっているとても開放感あふれるスペース。広場の正面には「光時計」がかかげられていて、時空の広場にある金時計がチラッと見える場所も。
吹き抜けが迫力ある「アトリウム広場」は北の玄関口
一方、サウスゲートビルディングでは、南ゲート広場にある「水の時計」が必見。前述のガイドツアーで最も好評なスポットの1つで、絵画のような額縁のしつらえに水の糸が時を刻んでいます。
スペイン風パティオのように開放感ある「太陽の広場」
さらに、15階から17階には
「太陽の広場」があり、まるでスペイン風中庭“パティオ”のような空間。レストランからすぐ外に出るとアクセスでき、ここから大阪のビル群の夜景をはじめ、大阪城も眺めることができます。
ここでしか手に入らない! 大阪ステーションシティおすすめ商品
人気のファッションビル『ルクア』(写真提供:ルクア)
大阪ステーションシティを訪れた記念になにか買って帰りたい――さまざまな商品が販売されている中で今回、梅田最大級のファッションビル『
ルクア』からおすすめの商品をご紹介します。
大阪限定パッケージのラスクが人気
まず、関西初出店のベーカリー&カフェ
『ドミニク・サブロン マルシェ・エ・カフェ』のラブ&ラスクシリーズの
「ラスク・ド・バニーユ」と
「メープルラスク」(各840円)。前者はマダガスカル産バニラをぜいたくに使ったバニラの香りがただようスイートなラスクで、後者はカナダ・ケベック州の100%メープルシロップを使用してスッキリした甘みで後味いいおいしさが特徴。いずれもここでしか入手できない大阪限定パッケージに入った品で、大阪にこだわったお土産としてもおすすめ。”Bonjour Osaka” のロゴが喜ばれそうです。
店で1つ1つていねいに作られている手作りジャム
次に、神戸の老舗フランス料理店『コム・シノワ』による全国初出店となるスイーツ店
『スウィーティ ハーティ コム・シノワ』。ここでおすすめなのが、1つ1つシェフの手作りで作られている
「ジャム」(各630円)です。いちごやオレンジ、小夏みかんをはじめ、ミルクジャムやコーヒーキャラメルのスプレッドなどもあり、いずれも自然でやさしい素材にこだわり、どこか懐かしい味が好評とのこと。ワッフルと一緒に買って塗って食べるとすごくおいしいのだとか。
大阪のPOPイラストがかわいい「大阪ふきん」
さらに、奈良で300年続く麻織物の老舗
『中川政七商店』による
「大阪ふきん」(420円)が、大阪限定で販売。大阪城や通天閣、ジンベイザメなど大阪の観光スポットがとてもかわいいイラストで描かれていて、奈良特産の蚊帳生地の心地よい肌ざわりで使い心地バツグン。その他、生活に根ざしたさまざまなセンスいい“暮らしの道具”が店内にそろっています。
ほかにも、最新の“旬”を取り入れたファッションやグッズ、グルメやスイーツなど、あらゆるアイテムがそろう大阪ステーションシティ。初めて訪れる人はもちろん、何度来ても楽めるリピーターにもおすすめです。
以前とはガラリと生まれ変わった大阪ステーションシティに、ぜひ足を運んでみてください。
<DATA>
■
大阪ステーションシティ
住所:大阪市北区梅田3丁目
TEL:06-6458-0212(北インフォメーション)
営業時間:施設によって異なります
■
ルクア
住所:大阪市北区梅田3-1-3
TEL:06-6151-1111(代)
営業時間:B1F~9Fショッピングフロア10:00~21:00 ※一部異なる店舗あり
10Fルクアダイニング11:00~23:00
■ ドミニク・サブロン マルシェ・エ・カフェ(ルクアB1F)
TEL:06-6151-1207
営業時間:7:00~23:00(ラストオーダー:22:30)
■ スウィーティ ハーティ コム・シノワ (ルクアB1F)
TEL:06-6151-1213
営業時間:10:00~21:00
■ 中川政七商店 (ルクア8F)
TEL:06-6151-1365
営業時間: 10:00~21:00