本物の茶室で風流に味わう『すさかべ庵』の絶品にしんそば
世界遺産である仁和寺の門前にあるそば屋さん。ただし、本業は数奇屋建築家なので土日の3時間半しか営業していません。(数寄屋というのは茶室のことです。)店の戸を開けると、思わず「ここって本当におソバ屋さん?」とうろたえてしまうかも。だって目の前にあるのは茶室そのものなんですから。そこで、うち立てのおそばをいただくのは、風流そのものです。席は茶室の中のテーブルとその前に置かれたテーブルしかないので、10人ほどしか入れませんし、相席なので、落ち着かないかもしれません(また、そばが出てくるまでも少々時間がかかりました)。でも、甘いにしんと溶け合う汁とそばが絶妙。これをほんものの茶室でいただくことができるのですから、何とも味わい深いものです。
■すさかべ庵
住所:京都市左京区松ヶ崎泉川町16-7
TEL:075-702-0201
営業:土曜日・日曜日の11:30~15:00
アクセス:JR京都駅からJRバス(高尾・京北線)で約30分 御室仁和寺前下車すぐ
URL:http://e-joho.org/susakabe/susakabean.html