子育て特集/子供と海外旅行

子連れ海外旅行を楽しもう 子ども連れ海外旅行記

これまで世界中を旅してきた旅行の達人、リン美雪さんが、子ども連れで約50ヶ所旅行した経験からまとめた子ども連れ海外旅行記。

リン 美雪

執筆者:リン 美雪

香港ガイド

子ども連れ海外旅行記

妊娠してから数年ご無沙汰していた埃のかぶったバックパックを再び使いはじめたのは、息子が3歳、娘が1歳になった時。母一人子二人の旅行はバックパックを背負わないとベビーカーを押す手がないのだ。

子ども2人を連れて、母子旅行へ! in クロアチア

クロアチア

三輪ベビーカーと一緒に、どこへでも

子どもたちが赤ちゃんの時期の旅行先はリゾート地がメインで、それはそれで楽しいのだが、少し冒険もしてみたいとムズムズして時期だった。夫がアドベンチャーレースに出場するためクロアチア行きが決まり、ちょうどいいと便乗することにした。といっても山にこもる夫とは別行動だが。

我が家のベビーカーは三輪。後ろを倒すと、幼児二人とも乗せて移動できるので大活躍。ザグレブの石畳道だって、スプリットの線路を渡ってたどりつく宿だって、ドブロブニクのメルヘンチックな街並みだって、スッタコラサッサ。

幼児連れの旅で学んだこと

クロアチア

世界遺産にもなっているドブロブニクの街並

クロアチア入りした最初のザグレブでの宿は、初の母子旅行で緊張していることもあって星がいくつもついているホテルに滞在。しかしそれがよくなかった、幼児連れには。

高級ホテルではビジネスマンが多いので、常に「シーッ!」と子どもたちを注意してばかり。チェックアウトの時は食べてもいない朝食料金をチャージされた。クレームで時間がかかると、後ろに並んでいた急ぎのビジネスマンのおじさまたちが露骨にイヤそうな顔をする。私は被害者なのに……とプンプンしながら空港へ向かい、コーヒーを飲みながらやっと一息。

何気なく娘のカバンを見ると、見慣れない物体を発見。それはテレビのリモコンだった。さっそく空港の郵便局へ行き、ごめんなさいメモを同封し、ホテルに送り返した。「忘れ物チェック」はするが、子どもたちのカバンの中身の「お持ち帰りチェック」もしなければと学習した。


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