夫に対して「毅然とした態度」をとれますか?
上級妻のプレゼン力で夫を納得させましょう。
子供も夫も、「ほめて伸ばす」というのが、上手に相手を改善していくテクニックなのは賢い妻の皆様ならご存知と思います。小さなことを一つ一指摘しても、相手がそれを素直に聞くとことはあまり期待できません。それどころか、かえって反発を招く可能性が大です。それを避けるためには、ある程度、細かいことには目をつぶることが大切。しかし、「ん!?これはまずいかも」と思ったことはしっかり指摘して、話し合い、トラブルの芽を早めに摘んでしまう行動が必要です。今回は、そんな「毅然とした態度」が功を奏する事例を2つご紹介しましょう。
「夫が携帯にロック……!」そんなときどうしますか?
今までは無造作にテーブルの上に置いてあった携帯電話を、家の中でもポケットに入れて持ち歩くようになる。食事中であってもメールが届くと、そわそわと席を立ち、別の部屋ですぐにメールチェックをしている……。そんな旦那様の変化が見え始めたら要注意。何かしら、妻に隠しておきたいことができたと考えられます。その時点では、さりげなく「最近、妙に携帯を気にしてるんじゃない?」などと軽くジャブを入れるか、あるいはもう少し様子を見る……。これは旦那様の性格などを見てそれぞれで判断してください。
大切なのは携帯を盗み見をしないこと。通話の履歴や過去のメールをこっそりチェックしたくなるかもしれませんが、お互いのプライバシーは尊重しあうのが、信頼関係で結ばれた夫婦の基本姿勢です。この信頼関係を崩さないことが、その次のステップで非常に重要になってきます。
そのうち、事態がさらに進んで、旦那様が携帯にロックを掛けるようになったら、その時が決断の時。曖昧に見過ごさず、「なぜ、携帯にロックを掛けるの?」と、ずばりと切りこみましょう。その時、妻に携帯を盗み見た経験があったり、それを旦那様が薄々感じていた時には、話し合う時の立場がまるで違ってきます。妻が携帯を盗み見ることはない、という信頼関係が維持されていてこそ、こちらも堂々とロックの件を問いただすことができます。
夫に携帯のロックを外させる上級妻のロジック
妻が携帯を盗み見ることはない、と頭ではわかっていてもロックを掛けているとしたら、旦那様の中に相当後ろめたい気持ちがある証拠です。ロックの理由を聞かれて、おそらく答えに詰まるか、あるいは「落とした時にアドレス帳に登録している人の個人情報を守るため」といった、もっともらしい理由が語られるでしょう。
そんな時にこちらから切り返すロジックとしては「あなたの身の安全を守るためにロックは掛けないほうがいい」という「大義名分」です。
実際、事故や突然の発作などでひとりでいるときに倒れ、意識不明となってしまった場合、駆けつけた救急隊員はまず、定期券や社員証など、その人の身元の確認できるものを探します。しかし、そういうものが見つからなかった場合、身元を割り出す手掛かりとして、携帯電話は非常に有効なツールなのだそうです。なぜなら、アドレス帳や、メール、通話の記録から、その人によくコンタクトをとる、最も近い人々を探し出すことができるから。しかし、その携帯電話が、ロックされていたら、身元の確認がずっと遅れ 適切な医療措置がとれないことも考えられます。
携帯電話がロックされていることで考えられる問題点をきっちり説くことで、後ろめたいことを隠そうとする旦那様の行為にくぎをさ刺すのはもちろん、夫の安全を願う妻の気持ちも伝えることができ、一石二鳥です。
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