市民の憩いの場「王制100周年記念公園」
こちらは、旅行者向けというよりは、どちらかというとティンプー市民の憩いの場になっているのですが、とても素敵な場所なのでご紹介します。市街地の南部、ティンプー・チュ沿いにあるこの公園には、2011年の第5代国王陛下のご成婚を記念して、タイからの寄贈で、高さ約14mの、立像の大仏が建てられました。たくさんの花が植えられ、綺麗に整備されており、週末は家族でピクニックをしたり、ライトアップされた夜には若者がデートを楽しんだりと、訪れるブータン人が絶えません。運が良ければ、週末には、対岸でブータン国技の「アーチェリー」を楽しむ人々の姿を見ることができます。
週末マーケット「王制100周年記念市場(サブジ・バザール)」
最後にご紹介するのは、ティンプーの週末マーケット、サブジ・バザール。木曜の夕方から日曜の夕方にかけて、ブータンの各地方から集まった農家や輸入業者が、生鮮食品を中心に販売します。1階には、ブータン産の穀物と、主にインドから輸入された野菜や果物、2階には、ブータン産の野菜や乳製品、魚の乾物などが売られています。活気ある市場では、日本でおなじみのオクラやキャベツ、ブータンならではのトウガラシ、見たこともない食料品が売られています。また、いまだに昔ながらの鉄製の秤が使われていたりと、歩くだけで色々な発見があって飽きません。週末にティンプーにお越しの際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
いかがでしたか?ブータンの中心地であり、昔ながらの伝統と、ブータンらしい最新のトレンドが交差する街、ティンプー。躍動するブータン社会を体感しに、ぜひ皆さまのお越しをお待ちしております。
取材協力:ペマ・タシ氏 Tongling Tours & Travels