古民家探しは長期戦、
まずは住んでみるという手も
物件によってはこんな張り紙がしてあることも
海も山も歴史もある街、鎌倉。下町情緒とは違う雰囲気だが、根強いファンがいるという点は共通だ
また、住みたい街が決まっているなら、初めは希望通りの住まいでなくとも、とりあえずその街に引っ越してみるという手もあります。地元でのご近所づきあいの中から情報収集をし、物件が探すというやり方です。住んで土地勘が養われていれば、物件が出た場所を聞くだけで判断がつくようになりますし、多少は情報も早いはずです。
もうひとつ、直接、大家さんに交渉するという手もあります。谷根千エリアではそうしたやり方で借りている人もいるそうですが、店舗などビジネス絡みであれば良いかもしれませんが、住居の場合には注意が必要です。それは原状回復の問題があるため。ご存じのように、賃貸で借りる場合には退去時、借りた部屋を原状に回復する必要があります。自分で手を入れたい場合には、どこにどう手を入れるか、それを原状回復する際の費用はどちらが負担するかなどの取り決めをしておかないと、退去時にトラブルに発展する可能性があります。それを考えると、口約束あるいは契約無しでとりあえず、借りちゃえという姿勢は危険です。
最後に古民家暮らしのプラスとマイナス、心構えなどについて聞いてみました。