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Photoshop Elementsで迷子を出さない簡略地図を作ろう(4ページ目)

今回はPhotoshop Elements 10を使って、「簡略地図」を作ります。作り方だけではなく、迷子を出さないような、わかりやすい地図を作るためのポイントと併せて解説します。

土屋 徳子

執筆者:土屋 徳子

CG・画像加工ガイド

目印になる建物を多角形で描く

駅と目印になる建物を描きます。レイヤーを追加したら、[多角形選択]ツールや[長方形選択]ツールで駅の形を多角形で囲みます。描画色を「グレー」に設定したら、[塗りつぶし]ツールで塗りつぶします。他の建物も同様に描きます。
[多角形選択j]ツールで建物を選択して色で塗りつぶしたところ

[多角形選択j]ツールで建物を選択して色で塗りつぶしたところ


目的地の建物は赤で塗りつぶして目立たせるのがポイントです。
目的地の建物を赤く塗りつぶした

目的地の建物を赤く塗りつぶした


さらに、コンビニなどの目印になる地点に、[ブラシ]ツールの円ブラシでクリックして、少し濃い目のグレーの点をつけておきます。
目印地点にグレーの点を描いた

目印地点にグレーの点を描いた



目印にテキストを入力

地図作りもいよいよ終盤。目印となる建物などに名称を入れましょう。

1. 半透明にしていた色を塗りつぶしたレイヤーの不透明度を、元の「100%」に戻します。

2. [テキスト]ツールで目印になる建物や地点に文字を書き入れます。目的地は「赤」などの目立つ色で、少し大きめのフォントサイズで入力します。太字にするのも効果的です。
目的地を「赤」の少し大きめのフォントの太字で表記

目的地を「赤」の少し大きめのフォントの太字で表記


3. はじめての人も迷うことなく目的地へ導く配慮として、駅の最寄りの出口名や、目的地へのルートを点線で表記しましょう。

点線は[ブラシ]ツールの円ブラシを選び、線路を描いたときと同様にブラシのオプションで「間隔」を「200%」にしてドラッグして描きます。
最寄りの出口と目的地へのルートを表記

最寄りの出口と目的地へのルートを表記



地図パーツを配置する

さらに「信号機」や「方角」も描き加えておくとより親切な地図になります。このようなパーツは図形を組み合わせて描きます。

たとえば信号機の場合は、[角丸長方形]ツールで横長の形を描き、その上に円を3つ並べて作ります。
[角丸長方形]ツールで横長の形を描きその上に円を描く

[角丸長方形]ツールで横長の形を描きその上に円を描く


方角は[楕円形]ツールで円形を描き、その上に[カスタムシェイプ]ツールの「矢印6」を重ねて作り、「N」の文字を上に書きます。
[楕円形]ツールで円を描き[カスタムシェイプツール]で矢印を描く

[楕円形]ツールで円を描き[カスタムシェイプツール]で矢印を描く


最後に、[切り抜き]ツールで地図の必要な部分だけをドラッグして囲み、切り取って簡略地図の完成です。
信号機や方角のパーツを配置して[切り抜き]ツールで囲んで切り抜いて完成!

信号機や方角のパーツを配置して[切り抜き]ツールで囲んで切り抜いて完成!



次は完成した地図をいろいろな色のバリエーションに変えてみましょう。イメージがガラッと変わりますよ!

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