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パナソニック ホームベーカリー SD-BMS104(2ページ目)

高級食パン「パン・ド・ミ」コース搭載のほか、レーズン・ナッツの自動投入の量が1.8倍に。余ったご飯を利用する「ごはんパンコース」や、生チョコが作れる機能などが新たに加わりました。ホームベーカリー初心者はじめ、2台目の買い替え検討中の人には、手作り食パンのグレードアップが期待できそう。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

イースト臭の少ない「パン・ド・ミ」はまさに高級食パン

パン・ド・ミ

パン・ド・ミの焼き上がりは、かなり秀逸。食べ比べでも、多くの人が「おいしい」と評価しました。

「パン・ド・ミ」とは、フランス語で食パンを表す言葉で、有名パン屋やホテルの食パンとしても使われている、高級食パン。少ないイーストで長時間低温発酵したのち、高温で焼き上げるため、従来のホームベーカリーではなかなか実現できませんでした。今回、遠赤フッ素を施したパンケースと、熱反射ミラーを採用したことで、パリッと薄い皮なのに、小麦本来の風味が生きた食パンが焼けるようになりました。時間は通常の食パンの4時間に比べて4時間50分と少し長くなりますが、おいしさはかなりのグレードアップ。イーストも従来の半分で済むので、ドライイーストのニオイが苦手、という人にとっては嬉しいコースとなりそうです。


レーズン・ナッツの投入量が増え、たっぷり具材入りが実現

具材ケース

自動投入ケースの大きさは、一目瞭然。左が前機種、右が今回のSD-BMS104

写真左が前機種のレーズン・ナッツの自動投入装置。今回の機種ではサイズが1.8倍となり、これまでよりもたっぷりと具材の入ったパンが焼けるようになっています。この自動投入の機能に関しては、やはりパナソニックが草分け。この機能がついていないホームベーカリーも多いため、「タイマーを利用して具材がたくさん入ったパンを焼きたい」と考える人にとっては、大きな選択基準のひとつとなりそうです。

 


混ぜ専用工程と低速回転で、具材の形がしっかり残る

粗混ぜ機能

具材がしっかりと入る上、つぶれにくいのも新機種の特徴

もうひとつの改善点が、「粗混ぜ機能」の搭載。これまで、具材は生地を練るときに同時に投入されていたため、粉をしっかりと練る作業の間に、素材が崩れて生地に練りこまれてしまうことに。特にサツマイモやチーズなど柔らかい素材は原型をほぼ残さないことも多かったのです。今回、生地を練り終わってから具材を投入し、あとは低速で混ぜる専用工程を作ったことで、素材の形がしっかり残ったパンを焼けるようになっています。

 

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