結婚のお金ガイド/結婚のお金はいくらかかる? どう貯める?

「結婚費用の貯まる仕組み」の作り方 

貯金に必要なのは、「仕組みづくりとモチベーションの維持」と山口さん。「結婚式という最高にハッピーな目標が定まっている2人なら、モチベーションは充分! あとは、肝心の貯まる仕組みを作ればいいだけです」

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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仕組みとモチベーションで貯蓄の成功率はグッと上がる

貯金に必要なのは、「“仕組みづくり”と“モチベーションの維持”」と山口さん。
「結婚式という最高にハッピーな目標が定まっている2人なら、モチベーションは充分! あとは、肝心の“貯まる仕組み”を作ればいいだけです」

では、何から着手すればいいのか――。方法はいたってシンプルです。
「“余ったら貯金”のままでは、目標額への到達時期も遠のくばかり……。まずやるべきことは、“先取り貯金”の設定です。毎月、給料口座から一定額を自動的に別の口座に振り分ける“自動積立定期”なら、放っておいても貯まっていきますよ。会社員なら、引き出しにくい財形貯蓄を利用するのもいいですね」

ある程度お金が貯まってきたら、次のステップ! “効率良く増やす”ことを意識してみます。「一定のお金を貯めたら、金利のいいネットバンクの定期預金への移し変えを検討してみましょう。同じ定期預金でも、大手都市銀行とネットバンクでは10倍もの差が開きます。年月を重ねるほど、貯まる額に違いが出てきますよ」

例えば、金利0.025%の大手都市銀行で100万円を定期預金に預けた場合、1年後に付く利息は、250円(税金差し引き分除く)。対して、ネット定期なら、金利0.25%で2500円に。さらに、ボーナス時期などは「キャンペーン金利」として0.5%前後の高金利も出現するため、マメにチェックしておきたいところです。

「おまとめサービス」や「期日指定定期」を使うのも手

使う目的が決まったお金なら、こんな便利な機能を使う手も―。
「自動積立定期を1年間続けると、それまで積み立てた分を1本の口座にまとめてくれる「おまとめサービス」や満期の期日を指定できる「期日指定定期」というものもあります。結婚する期日を設定しておくと貯金のモチベーションにもなるはず。銀行によって条件も違うので、自分に合ったものを調べてみるといいでしょう」と、山口さん。

しかし、増やしたいあまり、リスクの高いものに手を出して、結婚時期が延期した……なんてことにならないようにしたいもの。「長期で増やすことを念頭に置いたお金でチャレンジするなら別ですが、使う目的と期日が決まっている“結婚資金”は、元本割れしないもので貯めていくのが着実です」

次のページは、結婚前にお金の話はどれくらいしておくべき?です。

取材・文/西尾英子 監修/山口京子(ファイナンシャル・プランナー) イラスト/本山浩子


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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