言い訳オンパレードではたまらない
「いつでも気軽に始められるけれど、3日坊主になりやすいもの」ってナンダ?多くの人が、ダイエット、片付け、そして“貯金”の3つを筆頭に挙げるでしょう。
誰しも一度はチャレンジし、そしてほとんどの人が挫折を味わっているはず。
“明日からやるから大丈夫”“今月は特別!”“自分にご褒美♪”…こんなセリフが口癖になっている人は要注意。これぞ、貯まらない人特有の言い訳オンパレードです。
今、アナタが手にしているそれ、今月何度目のご褒美ですか――?
結婚前に費用を貯めた人は92%!平均額は316,7万円
“結婚”という明確な目標を持つ以上、その費用は「貯まればいいな」ではなく、「貯めるべきお金」。アンケートによると、実に全体の92%の人が、結婚前に費用(結納、挙式、披露宴・披露パーティ、二次会、新婚旅行)を貯めているという結果が。そしてその平均額も316,7万円(平均年齢:男性29.8歳、女性28,2歳 二人合計)となかなか堅実です。ファイナンシャルプランナーの山口京子さんは、「貯金は目標が具体的であるほど貯まりやすい」と名言します。「特に具体的で夢のあるハッピーな目標なら、貯めること自体に幸せを感じて貯金が楽しくなるはず。“結婚式”は、貯金にとって最高のモチベーションになります」
20代後半で300万以上の貯金をするのはハードルが高いと感じる人もいるかもしれません。しかし山口さんいわく、“結婚費用”としてキープしておきたい金額は「1人暮らしなら最低100万円以上、実家暮らしなら最低200万円以上が目安」とのこと。
「通常、貯金は収入の1割以上、実家暮らしなら2割以上が基本です。固定費のかからない実家暮らしの人は、独身時代が最大の貯め期。月収20万円の場合でも年間100万円以上貯めることは難しくないはずです。逆にひとり暮らしの人は、2人暮らしになって子どもができるまでの“共働き期間”が最大の貯め時。結婚資金としては、最低100万円を目指しましょう」
貯蓄と同時に、家計のムダを洗い出し、コツコツ節約でコストダウン。2つの両輪がしっかり機能してこそ“貯まる体質”が身に付きます。次のページでは、具体的な貯め方を山口さんがレクチャ-!
<出典>
*結婚トレンド調査2011首都圏『ゼクシィ』(リクルート発行)調べ
次のページは、「結婚費用の貯まる仕組み」の作り方です。
取材・文/西尾英子 監修/山口京子(ファイナンシャル・プランナー) イラスト/本山浩子