IDÉE Furniture Collection 2012-2013; LIFECYCLING ISSUE
カタログ自体はインパクトのある真っ赤な表紙ですが、それを、イデーのプロジェクトのコンセプトスケッチや、オリジナル家具のデザイン画などをレイアウトしたペーパーで覆った雰囲気のある装丁になっています。このペーパーはポスターサイズで、紙の折り方で4種類のカバーが楽しめる、遊び心のある仕掛け。インテリアのセンスを磨くためにも入手したいイデーのカタログ。単なる家具の紹介じゃなく、暮らし方に対するアドバイスがもりだくさん。カメラマンも有名な方々ばかりで、ため息の出そうなショットが満載です
冒頭には2001年夏に始まったウェブマガジン「LIFECYCLING interview & photo」などイデーのプロジェクトを紹介したページがあり、それぞれの写真が素敵なので、ビジュアルブックを眺める感覚です。なお、このウェブマガジンでは著名なクリエイターの方々の住まいを訪ね、上質な暮らしのコツや要素を、インタビュー形式でお伺いするというもの。見た目も美しい暮らしぶりは参考になります。
カタログに話を戻しますと、新作も含めたオリジナル家具が、リビングルーム、ダイニングルーム、ワークスペース、ベッドルーム、の部屋別にスタイリングされていて、これがかなりの枚数あります。同時に、このコーディネートで使っているアイテムはコレ、と見せてくれるので、家具のサイズ感はもちろん、自宅がどう変わるかというイメージがしやすいのです。
コーディネート例のページはこんな感じ。小物の使い方、スペースのとり方、色づかいのバランスなど、参考になることばかり! 女性好みだろうな、というスタイリングもあれば、男性っぽい雰囲気のページもあって、お手本BOOKにはもってこい
スタイリストには、雑誌等で活躍される岡尾美代子さん、作原文子さん、小林和人さんを起用しています。それぞれ作り出される雰囲気が違うので、それをチェックするのも楽しい。うっとりと眺めて理想のインテリアを思い描くのもいいですよね。
また、お求めやすい/はじめてのイデーをコンセプトとした「é by IDEE(イーバイイデー)」のラインナップもコーディネート事例つきで紹介されていますから、新生活を始めたばかりという一人暮らしの方にもおすすめです。
●IDÉE Furniture Collection 2012-2013; LIFECYCLING ISSUE
編集・発行: イデー
アートディレクション・デザイン: イデー
スタイリング: 岡尾美代子、作原文子、小林和人、イデー
シーン撮影: 林雅之、三部正博、平野太呂、金玖美、木寺紀雄、森本美絵、イデー
価格: 1,000 円(税込)/サイズ:縦27.4×横22.6、厚さ1.8 (cm)、フルカラー234ページ
購入はイデーショップオンラインまたはイデー各店にて