2019年1~2月は日経平均株価が2カ月で+7%と大幅に上昇しました。3月も年初から続く日本株上昇トレンドはこのまま続くのでしょうか。そこで今回は過去の株価データを分析し3月の株式市場の傾向と3月に好調な銘柄を分析してみました。
 

3月の株式市場の傾向

まず3月の株式市場は上がりやすいのか、下がりやすいのかを調べるにあたって下記の条件で検証を行いました。

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検証対象:東証1部、2部
検証期間:1990年3月~2019年1月
1銘柄当たりの投資金額:20万円

買い条件
・2月末の翌営業日に寄り付きで買い

売り条件
・22日経過後の翌営業日に寄り付きで売り
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2月末に東証一部・東証二部の全銘柄を購入し、配当権利落ち日直前にあたる22日経過後に売却した場合について検証を行うことで、仮に損益がプラスならば3月は株価が上がりやすい月となり、反対に損益がマイナスであるならば3月は株価が下がりやすい月であると言えるのではないでしょうか。ではさっそく検証結果を見てみましょう。
 

株式市場の傾向(3月)の検証結果

システムトレードの達人

システムトレードの達人

勝率: 54.85 %
勝ち数: 29,892 回
負け数: 24,609 回
引き分け数: 1,137 回

合計損益(率): 97,233.63 %  平均損益(率): 1.75 %
合計利益(率): 255,462.43 %  平均利益(率): 8.55 %
合計損失(率): -158,228.79 %  平均損失(率): -6.43 %

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 1.615
平均保持日数: 24.18 日

検証結果を見てみると合計損益がプラスとなっており、1トレードあたりの平均損益も+1.75%、勝率も55%と好調な結果となりました。この結果から、「3月は月初から権利落ち日直前まで相場は強い傾向にある」ということがお分かりいただけたかと思います。単純に検証結果からみると55%の確率で3月の株式市場も上昇トレンドが続きそうです。

ここまでの分析で、3月は株価が上がりやすいことが分かりました。ここで気になるのは、「どのような銘柄が値上がりしやすいのか?」という点です。そこで、以降では個別銘柄に注目してさらに深くみていきます。3月に好調であった銘柄ランキングを見てみましょう。

 

3月好調銘柄ランキング

システムトレードの達人

システムトレードの達人

図は3月に成績の良かった銘柄の勝率ランキングです。勝率の高い銘柄から特徴的な銘柄をピックアップすると…

・3143 オーウイル (勝率90%、9勝1敗)
・2117 日新製糖(勝率85.71%、6勝1敗)
・1775 富士古河E&C(勝率81.82%、18勝4敗)

といった銘柄がランキング上位に入りました。これらの銘柄は一見業種などの関連性がありません。しかしながらランキング上位の銘柄にはある特長が見られます。その特長とは・・・・・

「配当利回りの高い銘柄が上がりやすい」という特長です。

3月は年度末であり、決算を迎える企業が多くあります。そのなかでも好配当銘柄や人気のある株主優待銘柄はの権利確定日に向けて株価は上昇する傾向にあるというのがランキング上位銘柄をみるといえるのではないでしょうか。なかでもオーウイル、日新製糖、富士古河E&Cは配当利回りが比較的高く3%以上の配当利回りとなっています。そのため配当を取りたい投資家の買いが集まりやすく結果として株価が上昇したと考えられます。

今回の検証では、3月は配当利回りの高い銘柄が値上がりするということが分かりました。3月は配当利回りの高い銘柄に注目してみてはいかがでしょうか。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
 
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