サイズによって全く違った使い方もできる面白さ
例えば、縦長の「S」サイズは、カジュアルなペンケースというか、文具ポーチとしてとても重宝します。筆記具とハサミとカッターナイフを入れて使うなど、筆箱として活用するのもいいかもしれません。こういう使い方をする際に、マチが薄く、形がハッキリしているのがポイント。全体的に型崩れをしないため、平たいプレート状をキープできます。内部の透明なオープンポケットにペンのクリップを挿すようにしておけば、筆記具がケースの中で泳がないし、下まで落ちないので出し入れもスムーズになります。結構高さがあるので、しっかりしたハサミや定規も収納可能。イレギュラーな使い方としては、表のビニールは電気を通すタイプなので、スマートフォンを収納してしまうのもアリでしょう。
「A6」は、文字通りA6サイズが余裕で入る大きさ。ハイタイドのサイトには、ポストカードや通帳にちょうどいい大きさ、と書かれていますが、個人的にはデジタル系の小物入れにピッタリだと考えていました。一応、筆記具として、最近のお気に入りであるペリカン「M300」をT.MBHの一本差し革ケース「グリマルディ300」に入れたもの(これが、ケース入りでも、その辺のボールペンよりコンパクトなのです)を左端に入れ、後は、iPhoneの充電用ケーブルとACアダプター、そのiPhoneをPCMレコーダーに変身させるTASCAMの「iM2」、iPad用のカメラアダプター、デジカメのバッテリー、USBメモリ型ボイスメモの「VOICEGATE」などを入れると、本当にピッタリです。
長辺に蓋が付いているので口が大きく開いて、中の物が取り出しやすい。使う時と使わない時のムラがあるデジタル周りの小物が、これだけコンパクトにまとまるのは、マチが薄くて、面積が大きいA6サイズのケースだからこそ。こういう薄マチのケースは、デジタル周りには滅多にありません。
次のページでは「A5」と「A4」の使い方サンプルを紹介します。