生活の中で使いこなせる照明機器
もうひとつ普通の照明と違っている点は、ベース部分にUSB端子を装備している事。ここにiPhoneやケータイを繋いで充電する事が出来ます。照明が必要な場所は、例えば、読書をするため、作業をするため、など、何らかの目的がある場所なので、そこにUSB端子があれば、iPhoneなどを充電しながら放置できるます。コンセントを使わず、ケーブルだけで充電が可能ということは、ケーブル類がまとまらない、という良くある事態も免れます。たとえば、iPhoneを目覚まし代わりに使っている人にとっては、とても重宝すると思います。ガイド納富的には、寝ながらバッテリーを気にせずiPadでの読書ができるので快適です。
電源スイッチが光源部分のシャフトが繋がっている部分の180度向こう側、つまり光源の円盤の先端部分についているのも、考えられた構造。電源オンから、そのまま好きな角度への調整、明るさの切替え(High/Lowの二段階)が、手を離さずに行えます。この、「光源を動かして使うのが当たり前」という発想も、小型の照明機器としてはとても新しいものです。光源を自由に動かせる照明機器は、そのフレキシブルな動作を実現するために、これまでは、それなりの大きさになっていました。それを、このサイズで実現しているのが、狭い作業スペースでさまざまな事を行っているガイド納富には、とても嬉しい事なのです。
ガイド納富の「こだわりチェック」
消費電力5Wで、明るさは1200ルクス(Lowでは700ルクス)と、LEDならではの省エネ設計はもちろん、それ以上に、光源に着けられたレンズが優秀で、ちらつきや光の無駄な拡散が無いのが魅力です。使っていて、見やすく、目が疲れにくい。これで色温度を変える事ができたりしたら、などと、つい未来の照明に期待してしまうのも、現時点での完成度がとても高いからです。ホワイトは光沢仕上げ、グラファイトはマット仕上げと、カラーによって仕上げを変えているのも、小さな事ですが、細部まで大事に製品を作っている感じがします。LEDの寿命は約50000時間。これは24時間点けっ放しでも5年半もつ計算です。夜中点ける程度なら10年以上です。LEDが78個使われているため、この寿命の長さは重要。交換する頃には、もっとLEDが安くなっているといいなと思います。それにしても、この「PIXO」。実際に使い始めると、驚くくらい重宝します。持ち歩きやすくて、USBがついてて、好きな角度で照らせる、というのは、地味な機能かもしれませんが、どうして今までの照明機器についてなかったんだろう?という、そんな機能です。
【関連リンク】
・PIXO(ホワイト)はスタイルストアで購入できます
・PIXO(グラファイト)はスタイルストアで購入できます
・PIXOの日本での代理店アークトレーディングによる公式サイトはこちら
・バルミューダデザインの「Highwire」の紹介記事はこちら
・バルミューダデザインの「Airline」の紹介記事はこちら
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