通信方式は3種類
画面上の通知バーで表示される通信状態は3種類。3G、Hi、LTEだ。3Gの場合は下り最大7.2Mbps、Hiの場合は、下り最大14Mbps、LTE表示の場合が下り最大37.5Mbpsとなる。実際に速度計測での数値は、Galaxy SII LTE、Optimus LTEと大きな差はない。Xi対応エリアに関しては、都内でも2011年中はまだ開通しておらず、2012年1月末開通というエリアも点在している。ドコモのエリア拡充は着実に接続できないエリアをつぶして進められていくので、時間とともに利用エリアは拡大していくだろう。
3つのホームメニューを搭載
ARROWS X LTE F-05Dの特徴は、ドコモオリジナルのPaletteUI、NX confortUI、ランチャーという3つのホームメニューが切り替えられるところだ。自分が使いやすいホーム画面を選ぶことができる。手書きも対応した文字入力
ARROWS X LTE F-05Dのもう一つの大きな特徴が、パネル上で手書き入力ができるNX!Inputだ。メモ入力など、入力パネルを使わずにちょっとした文字入力ができるので、使ってみるとかなり便利だ。多機能な通知メニュー
ARROWS X LTE F-05Dでは、通知メニューもカスタマイズされている。通知バーを開くと、通常は1列5個のアイコンメニューが配置されているが、ARROWS X LTE F-05Dでは、1列4個で上下2段のアイコンが配置されている。上段にはWi-Fi、Bluetooth、GPS、マナーモード、下段にはWi-Fiテザリング、画面回転、画面の明るさ、FMトランスミッタが配置され、ワンタッチでオンオフなどの切り替えができる。
聞き取りやすい音声と健康機能
ARROWS X LTE F-05Dには、富士通ならではの便利機能や便利アプリが搭載されている。たとえば「あわせるボイス」では、通話音声を聞き取りやすい音量に自動調整してくれる。「からだライフ」というアプリは、歩数計、体組織計、脈拍/血圧、パルスチェッカーなど、健康管理ができる。
「スッキリ目覚まし」というアプリは、加速度センサーとマイク(音響)を利用して眠りが浅いときにアラームをならす目覚ましだ。
クレードルは無骨ながらケース装着しても挿せる
専用クレードルは、セット時に下部が隠れてしまうので操作ができないが、サイズに余裕があるため、ケースによっては装着した状態でも立てかけておくことができる。ARROWS X LTEの電池持ち
CPUが1.2Ghzデュアルコアに下げてあるが、バッテリも1500mAhのため、バッテリゲージの減りは1.5Ghz端末とあまり変わらない。ただ、充電速度が速く、使い勝手はこちらの方がよい。Xi端末では、購入時のディフォルト設定では電力消費が大きいため、使い勝手を落とさずに消費電力を抑える設定が必要となる。電力消費が大きいのは、GPS、無線LAN、画輝度&消灯時間だ。そこで以下のような設定をしておくとよいだろう。
・GPSは利用する時以外は通常はOFFにしておく
・無線LANも利用時以外はOFFにしておく
・画面輝度は、自動調節から見づらくならない程度に固定する
・消灯時間は極端に短くすると操作性が落ちるので1~2分程度にする
・深夜や必要のない時は自動同期をOffにする
これらは他機種でも行ってきた方法だが、ARROWS X LTE F-05Dでは、もう少し調整しよう。
Androidは、メールなどで様々な通知ができるが、実は通知音やバイブの電池消費は意外に大きい。単純にマナーモードにしただけだと、バイブ機能がオンになり効果がない。通知音、バイブを通常は使用せず、通知バーのメッセージだけにすると、かなり改善できる。
さらにGメール設定で、自分宛などの必要なメールをフィルタ設定してラベル化しておき、同期と通知をこれだけに設定すれば、不要なメールの通知での電池消費を減らすことができる。
利用状況にもよるが、これらの設定で春モデルと同じ程度に電池消費を抑えることができるだろう。ただ、スマートフォンを十分に活用したいなら、外部バッテリなどのアイテムを用意しておくことをおすすめする。
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ARROWS X LTE F-05D