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東京モーターショー2011で披露された注目SUV(2ページ目)

2011年の東京モーターショーにおいてミニバンは不作だったが、市販化や日本導入が明言されたSUVが数多く披露された。来年買いたいSUVをピックアップする。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

VW版オールロードクワトロが初披露

パサート・オールトラック

パサートヴァリアントをベースにSUVに仕立てたVW版オールロードクワトロ。ニッチな市場だがワールドプレミアを日本でしたということは、本邦でのリリースを期待!


輸入車ではまずフォルクスワーゲンが充実していた。今後のVW製SUVのカタチを提案するとしてワールドプレミアされたCrossCoupe「クロスクーペ」は、2モーターと直噴ガソリンターボエンジンを搭載したハイブリッドで、40kmまでEV走行が可能。この4シーターがこのまま市販化されることはないだろうが、数年後には同じコンセプトでのSUVが登場することを期待したい。
クロスクーペ

コンパクトSUVとして登場したクロスクーペ。こちらもワールドプレミアで、40kmまでEV走行が可能

もう1台のワールドプレミアモデル、PassatAlltrack「パサートオールトラック」は、VW版のオールロードクワトロで、ワゴンの地上高を少し高めてSUVテイストのデザインを与える手法は同じ。アウディはA4オールロードクワトロを300台限定で日本に導入しているが、レガシィ・アウトバックなど同じコンセプトを採用するモデルは少ない。

しかし、先駆者がいるし、ポロをSUVテイストに仕上げたクロスポロもリリース済み。さらに、210psのガソリンエンジン車には4WDを組み合わせるというから、ニッチではあるものの日本にも市場はあるはずだ。こちらは欧州で2012年の春に登場というから、日本上陸に期待したい。


アウディQ3とQ5ハイブリッド

Q3

写真はQ5よりもコンパクトなQ3。全幅はワイドだが、日本でストレスなく乗れるショートボディが特徴。欧州仕様のディメンションは全長4385×全幅1831×全高1590mm


アウディではついにQ3とQ5ハイブリッドが初披露された。Q3は、VWティグアンの兄弟車といえるモデルで、中国ですでに国際試乗会が行われている。日本には2012年の夏ぐらいには入ってくるのではないか。2.0Lターボの走りと、全幅をのぞいた日本でも扱いやすいショートサイズは、輸入SUVの目玉になる魅力を備えていそうだ。

すでにガソリン車が導入され、泥臭さとは無縁のQ5は、Q5の都市的なイメージに合うハイブリッドクワトロが登場。211psの2.0TFSIエンジンに、54psのモーターを組み合わせる。リチウムイオンバッテリーを搭載し、EVモードでは最高速100km/h、60km/h低速だと最長3kmまで走れるそうだ。VWトゥアレグのハイブリッドが上陸しているだけに、こちらも来年中の日本導入を期待したいところだ。

次ページは、レンジローバー・イヴォークについてご紹介しよう。

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