これから登場が期待できるミニバンは!?
2011年の東京モーターショー来場者は842,600人で、前回よりも3日間短縮されたにもかかわらず、前回を超えたそうだ。さて、ビッグサイトを訪れた人なら感じただろうが、ミニバンに関してはハッキリいって不作だった。2012年にフルモデルチェンジしてもおかしくない次期エスティマも、セレナ・ハイブリッドの提案も残念ながらなかった。残念だと下を向いても仕方ないので、いくつか期待のモデルを拾いご紹介しよう。市販化が期待できそうなクロストゥーラン
ワールドプレミアを2台、ジャパンプレミアを3台も用意し、前回欠席したことを忘れさせてくれたのがフォルクスワーゲン。New CrossTouran「ニュークロストゥーラン」は、コンパクトミニバンのトゥーランにSUVチックな、クロスオーバーのスパイスをふりかけたモデル。バンパー下部のプロテクターやオーバーフェンダーなどによるちょっとタフなイメージは、まさにクロスポロなどでもすでに市販化している手法だ。ノーマルの16インチに対して17インチを装着し、車高を10mm高くしているのもクロスポロ的で、市販化を前提にしているような雰囲気が濃厚だ。ミニバンなのにSUV風といえば三菱のデリカD:5などがあるが、あちらはクロカン系SUVをミニバンに仕立てたようなイメージもあるので、ちょっとキャラは違う。ちょっとニッチな印象も受けるので、本当に日本でも買えるかはまだ分からないが、モーターショーの反響次第ではということだろう。
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