カーテンで空気層をつくって暖かく
暖かく過ごすには、窓周りに空気の層をなるべく多く作ることがポイントです。カーテンはレースだけでなく、少なくとも厚手のドレープ地とレース地を2重に掛けると、ガラス面とレース、レースとドレープの間に空気の層ができ断熱効果が高まります。更に、上下昇降タイプのロールスクリーンなども組み合わせて3重にすると尚よし。ドレープに裏地を付けるのもお勧めです。カーテンはゆったりプリーツで暖かく
ドレープ生地は、しっかりと織られた目の詰まったものが、空気を逃さないため断熱効果が高くなります。カーテンのプリーツは、たっぷりと取るとよいですね。市販されている安価な既成カーテンは、窓巾に対して1.2倍~1.5倍程度の生地を使っていますが、できれば、2倍~2.5倍の生地を使ってプリーツを取ると空気層も厚くなり断熱効果も高まります。プリーツもゆったりと深くなることで、カーテンもより美しく見え、高級感も感じられて一石二鳥です。カーテンは床まで下げて暖かく
冷気の侵入を防ぐには、カーテンの掛け方もチェックしてみましょう。リビングのソファでくつろいでいるときや、ベッドで寝ているときに、「足元や肩先が寒いなぁ」と感じるのは、窓面で冷えた冷気が床面へと下がっていく現象で、コールドドラフト現象と呼ばれています。
このコールドドラフト現象を解消するには、カーテンを窓よりも大きく吊るのが効果的です。特に、カーテンを窓の枠下までではなく、床まで吊ってみましょう。こうすることで冷気が体に直接あたることがなくなり、「スースー」とした感じはなくなりますよ。また、天井から床まで視線が途切れることがないので、天井も高く見える効果も期待できます。お試しを。
窓周りにドレープとレースでしっかりと空気層をつくるのが暖かさを保つポイント。カーテンも床まで掛けてしまうとスースー感が解消する(画像:フジエテキスタイル)
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