金・銀・プラチナ/金の購入・売却手続き

純金積立や金地金、ETFなど、金投資の手数料を比較(2ページ目)

金価格の上昇によって、現物のある金投資に注目が集まっています。しかし、金地金や純金積立、ETF、投資信託など、金投資には様々な種類があり、どれに投資しようか迷ってしまう人も多いのでは?そこで、それぞれの金投資にかかる手数料を比較してみました。手数料の観点から、お得に金投資を選んでみませんか?

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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まずは、現物タイプの投資先でも特に人気を集めている金地金、純金積立にかかる手数料を見ていきましょう。
イラスト

保有期間中かかる手数料を、購入予定金額で計算してみましょう。



手数料1:販売価格と買取価格の差

まず金地金、純金積立を購入、売却する時に、販売価格と買取価格の差であるスプレッドという手数料がかかります。国際相場を円換算した価格に、地金鋳造や運送、保管、保険、販売等のコストを上乗せして販売価格と買取価格が決められています。業者によってスプレッドは異なっていて、1グラム数十円程度、数値が少ない方が手数料が少ないことになります。

手数料2:取引手数料

金地金では、購入、売却する時に売買手数料がかかります。通常、500グラム以上なら手数料はかかりませんが、それ未満のグラムでは、グラムに応じた手数料がかかります。業者によって異なりますが、一般的には数千円程度です。

一方、純金積立では、積立を行うたびに業者によって決められた購入手数料がかかります。一般的に、毎月の購入手数料としては購入金額等に応じた手数料(業者によって円もしくは%表示)が数百円かかります。

手数料3:保管手数料

金地金、純金積立の保有には、保管料がかかります。金地金の場合には、購入した業者や銀行の貸金庫に預ける等の保管方法があります。業者に預ける場合にはグラムに応じた手数料が、銀行の貸金庫の場合は借りる金庫の大きさ等に応じた手数料がかかります。どちらも、1ヵ月数千円程度が目安になるでしょう。

一方、純金積立では、積立を行う口座を開設するために年会費(口座管理料)がかかります。保管料の位置付けですので、毎年数千円かかります。

金地金や純金積立を行う場合には、投資した場合にどれくらいの手数料がかかるのかを、購入予定の金額を目安に事前に計算しておいた方がよいでしょう。

次のページでは、投資タイプの金投資にかかる手数料を見ていきます。
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