靴を選ぶときのチェックポイント
1. 足の長さを合わせるつま先に5mm程度余裕があるのが、ちょうどいい状態です。購入するときの靴のサイズは、足の長さよりも5~9mm程度大き目を目安に選択し、左右長いほうの足を優先させましょう。中敷を取り出してその上に子どもを立たせて、つま先に5~9mm程度の余裕があることを確認してください。
2. 足の周りを合わせる
足囲を確認し、幅広であれば幅に合わせた靴を選びましょう。
3. フィッティングをチェックしましょう
立った状態で以下を確認しましょう。
- つま先に5~9mm程度のゆとりがあり、指が自由に動くか
- 足の周りはきつすぎないか、余裕がありすぎないか
- かかとがぶかぶかでないか
- 靴のかかとの部分を押さえてかかとをあげてもらい、脱げないかどうか
- 甲全体がフィットしているか。足の甲が高いときは甲に合わせて大きめのサイズに変更しましょう。
4. 歩いてチェックしましょう
その場で歩いてみて、以下を確認しましょう。
- 歩き方が不自然ではないか
- かかとがぶかぶかでないか
- 痛いところがないか?
理想的な子供靴
子供の靴は、かかとをしっかり支え、ヒモやマジックベルトで全体をキッチリ固定できるものを選んであげてください。薄っぺらな素材やすぐに成長するからと大きすぎる靴もよくありません。小さいうちは、くるぶしまであるハイカットが理想です。子どもの足の問題は、靴を変えれば短期間のうちに症状が改善されることが多いです。そして、学校で上履きとして履いているバレエシューズや、通学用のローファーシューズで足を痛める子どもが増えています。
バレエシューズは底が薄く、かかとに芯も入っていないので、成長期の子供の足を支えるにはあまりにも貧弱です。かかとの骨が歪むと、扁平足やX脚・O脚になったり、変な歩き方の癖がついてしまいます。
ローファーシューズは、靴に調整機能が無く、いろいろな足の子に合いにくいので、無理矢理靴に足を入れ、外反母趾になりやすい靴です。できれば上履きや通学靴も、ベルトで調節のきく靴を選んであげましょう。