頭痛/頭痛の原因・種類

現役脳神経外科医が教える、とっておきの頭痛管理方法

頭痛はだれもが一度は自覚したことのあるありふれた症状ですが、日常生活に影響が出るくらいつらい症状になることもあります。そして、たかが頭痛と周囲に理解されないこともあり、悩んでいる方々は多いのです。そこで、ここでは、頭痛の付き合い方を簡単にお教えしましょう。

菅原 道仁

執筆者:菅原 道仁

医師 / 家庭の医学ガイド

頭痛はだれもが一度は自覚したことのあるありふれた症状ですが、日常生活に影響が出るくらいつらい症状になることもあります。そして、たかが頭痛と周囲に理解されないこともあり、悩んでいる方々は多いのです。そこで、ここでは、頭痛の付き合い方を簡単にお教えしましょう。
頭痛と付き合っていくには、2つのステージで考えます。

1 病院で頭痛を診断
2 頭痛が起きるきっかけを探す

1頭痛を診断してもらう

頭痛を起こす病気は、たくさんあります。普通の頭痛と思っていたけど、実は怖い病気が隠れていたということがあるので、必ず一度は診察を受けて、自分の頭痛を引き起こす病気を診断してもらうことが大切です。脳神経外科、あるいは神経内科を受診するとよいでしょう。最近では、頭痛外来という専門外来を標榜している病院やクリニックもあります。
しかし、下記のような場合は、早急に病院に行きましょう。

* 前触れなく、突然頭痛が起きた
* 今までの頭痛の中で一番痛い
* 頭痛だけでなく、発熱や手足の動かしにくさ、言葉が出ないといった他の症状を伴う
* 意識がもうろうとしたり、痙攣を起こしたりする
* 高熱を伴う

自分の頭痛がどの病気で引き起こされるかがわかれば、適切な薬や、守るべき生活習慣が分かるので、頭痛管理の第一歩が踏み出せたことになります。

2 頭痛を起こすきっかけを探す

頭痛の診断がついたら、次は頭痛が起こるタイミングを見つけましょう。そうすれば、内服薬を効果的に使用することができるので有用です。手帳でもいいのですが、最近は携帯電話などで頭痛の記録ができるサイトやツールもあり、いつでもどこでもすぐに記録ができ、便利です。記録を1~2カ月続ければ、なんとなく傾向がつかめるはずです。そうすれば、頭痛が起こることを予測できるので、つらい症状が緩和できるようになります。また、診察時に、記録を持ってきていただけると、今後の頭痛へのアドバイスがしやすくなるので、活用してみるのもよいでしょう。
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