日経平均株価は、年初来安値に迫る展開を余儀なくされる等軟調な展開となっています。その影響を受け、株式相場では年初来安値を更新する銘柄も目立ってくるようになりました。
年初来安値とは?
年初来安値とは、年始の大発会(株式相場が始まる最初の日)以来、その年で最も安い株価のことを言います。たとえば、日本を代表する企業の一つであるソニー(6758)も、11月10日に1,310円の年初来安値を更新しました。ソニー(6758)の2011年年始からのチャートを見てみましょう。
下がり続ける株価の様子を見てげんなりした投資家も多いかもしれませんが、お目当ての銘柄が初来安値を更新する状況になると、「安くなったから買いたい」と思う投資家もいることでしょう。
株式相場が軟調な場合には、どうしても年初来安値に接近、もしくは年初来安値を更新する銘柄が増えてしまう傾向にあります。
年初来安値を更新する、もしくは接近するそれぞれの場合に有効な投資戦略を、次のページで解説していきます。