苺ショートケーキ

アブルームの「苺のショートケーキ」

アブルームの「苺のショートケーキ」

朝倉シェフいわく、「これまでシェフとしてオリジナルのお菓子を作っていた訳ではないので、自分自身のお菓子というものはまだまだ少ないのですが、その中でもまず、しっかり自分のお菓子として作りたいと思っているのが、ショートケーキとシュークリーム、ロールケーキ」という、思い入れのある一品です。

四角い形の2段重ねで、スタイリッシュ&豪華という印象。
「町のお菓子屋さんのショートケーキ」というより、やはりホテルご出身の方が作られた雰囲気です。付近にあるお菓子屋さんとは異なる、ご自分らしい特徴を出したいと思い、このスタイルにされたそう。スポンジ生地にはオレンジリキュールのグランマルニエ酒を打ってしみこませてあり、しっとりしています。

「お子様に向けては、お酒を使っていないバナナとチョコレート味生クリームのスポンジケーキも用意しています」とのことです。

「苺」とわざわざ謳っているのは、もしかして、他の時期には、苺以外のショートケーキも出される予定だからでは……?と予想しているのですが、どうなるか楽しみですね。

こくまろプリン

アブルームの「こくまろプリン」

アブルームの「こくまろプリン」

焼きあがった後に、上から生クリームを流したタイプのプリンです。やはり「那須御養卵」を使用しているので、オレンジ色に近い濃い色合いです。
底にはバニラビーンズ入りカラメルソースが敷かれ、ほろ苦感を強めに出して大人向けにしたそう。

牛乳だけを使ったプリンはつるんとした素朴な食感となりますが、生クリームがほどよくブレンドされているので、とろっとしたなめらかさもありつつ、やわらかすぎないバランスとなっています。卵の味もしっかりしますが、やはりミルキーさが勝る印象です。

やさしい味のプリンは、年代性別を問わず好まれそうです。

アブルームdeシュー

店名をつけたシュークリームには、シェフの思い入れが感じられますね。
半分にカットした中にクリームを絞りこんであり、カスタードクリームと生クリームをブレンドしたディプロマットクリームと、生クリームとの2色ツインシューです。食べてみると、とてもミルキー!と感じさせます。

カスタードの味は、お店によって、卵の味が強いものと、ミルク風味が強いものがありますが、アブルームのものは、かなりミルキー寄り。これはプリンと同様でした。朝倉シェフに伺うと、シェフご自身が、ミルキーな味わいがお好きなのだそうです。

生クリームも、複数のメーカーのものを食べ比べて、ミルキーな味わいのものを選び、必要に応じてブレンドして使っているそう。そして、このカスタードを炊く際に使っている牛乳も、特に乳風味の強いものを選んで使っています。

また、カスタードの色が黄色というよりオレンジに近いような濃い色をしていますが、これは、「那須御養卵」というブランド卵を使っていることによる特徴です。

皮は、バリッとしっかり焼き込んだいわゆるフランス菓子のシューパリジャンと呼ばれるタイプよりはやさしく、日本の昔ながらの洋菓子タイプのようにふんわりやわらかでもなく、その中間の食感。ミルキーな2種類のクリームを受け止めて、万人が食べやすいシュークリームだなと思いました。
「アブルームdeシュー」と「NYチーズケーキ」

「アブルームdeシュー」と「NYチーズケーキ」


NYチーズケーキ

土台のサクサクした生地は、焼き菓子としても出しているきび砂糖入りのサブレで、少し欠けてしまうなどしたものを砕いて有効利用。フランス産くるみを刻んだものとカソナードとバターと共にからめて、敷きこんでいるそう。なめらかなチーズクリームとの対比と、噛みしめるとぎゅっとしみ出す旨味が特長です。

私はチーズが濃厚に感じられるチーズケーキが好きなのですが、これもかなりクリームチーズ感が強く、まったりとして食べ応えがありました。

CROSSロール

アブルームの「CROSSロール」

アブルームの「CROSSロール」 ※写真の価格表示は、オープニングセール時の限定価格です。

ふんわりしたシフォン生地の内側に薄くカスタードクリームを塗って、真ん中に生クリームを巻き込んだシンプルなロールケーキ。

生クリームは、シェフが味わい比べて選んだ2種類をブレンド。乳脂肪分45%でミルキーなタイプともう1種類とで、乳風味たっぷりで食べやすい味を存分に表現しています。ちなみに名前の由来は、このお店のある建物が「CROSSビル」というところからです。


また、お店に行ったら、ぜひ試していただきたいのが「マンゴープリン」。

マンゴープリンといえば、「ザ・ペニンシュラブティック&カフェ」のスペシャリテ。
朝倉シェフも、師匠であるザ・ペニンシュラホテル東京の野島シェフに、「ぜひ自分のお店でもマンゴープリンをやらせてください!」とお願いし、ご快諾いただいて出しているのだそうです。

もちろん、ホテル時代のものをベースとしつつ、材料などを変えてオリジナルで作っています。「ザ・ペニンシュラブティク&カフェ」のものとどう違うのか?
これはぜひ、食べ比べてみてください!
アブルームの焼き菓子

アブルームの焼き菓子

これからやってみたいことをお伺いすると、
「キッシュやパイを、焼きっぱなしでショーケースの上に並べるとか……ホテルではできなかったことをやっていきたいです」と、意欲満々の朝倉シェフ。
焼き菓子類の種類も、どんどん増えていくことでしょう。

これから、石神井公園の地元で愛されるパティスリーとして、成長していかれるのが楽しみですね。

<ショップデータ>
■パティスリー アブルーム Abloom
住所:東京都練馬区石神井町4-2-6 CROSSビル1階
TEL:03-6913-2007
営業時間:10:30~20:00
定休日:水曜
アクセス:西武池袋線 石神井公園駅
地図:Yahoo!地図情報

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