タイ料理/東京のタイ料理店

タイ料理「ワンディッシュタイ」…渋谷(2ページ目)

恵比寿に続き、渋谷に2号店をオープンした「ワンディッシュタイ」。この店の誕生を機に、新メニューが登場。タイの食材を専門に輸入する商社というだけあり、新メニューもまたスパイスやハーブをふんだんにつかった料理ばかり。今後の動向がさらに気になる店である。

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

開放感あふれる明るい店内

店内は古材を使ったチャーチチェアとテーブルが整然と並び、天井を見上げれば、モロッカンランプなどのイスラーム世界を想わせるランプ。壁には大柄の布や大きな額に収められたスパイスたちが飾られていて、タイのイメージというよりは、むしろフランスを想わせるインテリアだ。さらに、道路に面した壁一面がガラス張りになっていて、店内が明るいことといったら。
タイ牛肉のグリル

マナオの酸味が心地よいタイ東北地方のステーキ「スアローンハイ」。     牛肉をサニーレタスに巻いて食べるのもおすすめ!

いかにも女性が好きそうな雰囲気だから、客は女性ばかりかと思いきや、ランチでは男性のひとり客の姿も。ランチも遅い時間帯ともなれば、子供連れの客も見受けられ、各々が心地よい時間を過ごしている。地上からわかりにくい店で、しかも店内は清潔感のある落ち着いた雰囲気、渋谷駅前にしては、客の年齢層が高めというところに、人々は心地よさを感じているのだろう。
タイ牡蠣のオムレツ

タイ牡蠣のオムレツ「オースワン」。オムレツに加えられたシーズニングソースの甘さがあとをひく。

料理も見れば、1号店同様、盛り付けが美しく、どの料理もハーブやスパイスをふんだんに使い、香り高い。油分は極力控え(たとえば、麺は油分を減らしても調理できるようなものを特注するなど)、酸味にはタイ特有のマナオと呼ばれる柑橘系の果汁を使うなど、よくあるおしゃれなカフェ風のお店とは一線を画したこだわりがそこかしこに見え隠れする。

前菜の盛り合わせがあったり、全体的に価格が控えめであるところもいい。

新メニューが誕生!

2号店では、基本的に1号店と同じメニューだが、2号店の誕生を機に、新メニューが登場したというので、早速胃袋におさめてきた。
シーフードと春雨の土鍋蒸し

シーフードがゴロゴロはいった「クンオップウンセン」。素材の旨みがしみた春雨が美味!

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