妻に万一時、生活はどうなる?
もし妻が死んだらもうこんなことはできない!
万が一ことなんて考えたくないですが、イメージしてみることで何を備えておいたら良いかがみえてきます。
■子供がいない夫婦
子供がいない夫婦のみの場合は、妻に万が一のことが起きても、夫はある意味独身に戻るだけなので、自分で収入を得ているのであれば生活に困ることはありません。家計の収支は、収入は変わらず、支出は減少とイメージできます。妻が働いていたのであれば世帯収入は減りますが、支出も減るので大きな問題にはならないでしょう。
■子供がいる夫婦(妻は専業主婦)
子供がいると、もう独身には戻れず父子家庭となります。夫が仕事をして収入を得続けることは勿論、今まで妻がしていた家事や育児も全て夫がすることになります。元々妻に収入がないのだから、別に備えはいらないという考えの夫もいますが、妻が日々していることを一つ一つ確認し、万が一の時はそれを全て夫がすることになるとイメージしてみて下さい。現在の仕事に時間的・精神的余力があるとか、時間の融通が利くようなら、何とか務まるかもしれませんが、毎日残業があったり出張があったりするようだと、大変なことになりそうなのは簡単に想像できるはずです。家計の収支でみると、収入は変わらずと言いたいところですが、時間的制約を受けることで現実的には減り、支出も妻の分だけ減ると言いたいところですが、外部に頼る(子供を預けるとか家事代行を頼む等)ことでおそらく増えるのではないでしょうか。
■子供がいる夫婦(共働き)
2人が働いている以上、家事や育児をする時間に制約があるので、2人で分担したり、時には外部の力を借りたりして時間を買うことで成り立っているはずです。この場合、妻に万が一のことが起きると、分担していた家事や育児も夫が外部の力を借りながらこなしていかなければなりません。妻が専業主婦の場合と比べて外部の力を活用する事には慣れていますが、より依存していことになりそうです。家計の収支でみると収入は大幅に減り、支出は増えるのではないでしょうか。
■子供がいる夫婦(夫が専業主夫)
妻の収入に支えられている以上、妻に万が一のことが起きると家計への影響は大きいです。専業主夫を続けるにしても働くことにしても、妻にある程度まとまった額の保障が必要でしょう。
家庭における妻の役割はとても大きい