資産運用

運用実績7%超の新投資ソーシャルレンディングとは

「借りたい個人」と「貸したい個人」をネット上で結ぶ新しい投資スタイル「ソーシャルレンディング」。2005年頃、英国、米国で誕生し、現在では世界20カ国、1,000億円の市場規模に成長しています。日本でも今後市場規模が拡大しそうです。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

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ソーシャルレンディング事業を手掛ける「AQUSH」では、独自のグレードを導入したマーケット型のプラットフォームを構築。個人ローンに投資した場合、平均運用利回り7.07%との統計を明らかにしています(2010年1月1日から2011年9月30日までに締結されたAQUSHローンに出資した投資家の平均の年率)。

平均運用利回り7.07%!
「ソーシャルレンディング」とは?

日本初のマーケット型ソーシャルレンディングを構築したAQUSHの代表取締役社長ラッセル・カマー氏、取締役副社長の大前和徳氏。貸し倒れリスクの対策として、同社の格付けシステムを日々ブラッシュアップしているそうです。

日本初のマーケット型ソーシャルレンディングを構築したAQUSHの代表取締役社長ラッセル・カマー氏、取締役副社長の大前和徳氏。貸し倒れリスクの対策として、同社の格付けシステムを日々ブラッシュアップしているそうです。

お金を増やそうと思っても、銀行の利息は微々たるものでほとんど増えず…。しかし株や為替はリスクがつきものです。その一方で消費者金融の金利が高いと感じる人たちがいます。その両者を結びつけ、双方にフェアな金利を提供するのが「ソーシャルレンディング」です。 

2005年に誕生したこの仕組は、いまでは世界20カ国に広まり、市場規模は1,000億円と言われ、日本でも徐々に認知度が高まっています。

地政学的リスク、自然災害、世界の経済状況を鑑みると、なかなか新たな投資は手を出しにくいもの。しかしソーシャルレンディングは固定金利での貸付なので、リスクは株やFXなどより軽減されるようです。

貸し倒れのリスクはゼロではないが
他の金融機関よりも安全な水準

AQUSHが提供するマーケット型のソーシャルレンディングでは、誰が誰に貸しているのかわからない仕組となっています。例えば返済が遅れた場合でも個人同士でやりとりをすることはなく、返済の督促や債権回収業者への依頼などを全てAQUSHが請け負うとしています。とは言え、貸し手(投資家)にとってのリスクがゼロというわけではありません。

リスクとして挙げられるのは、お金が元本ごと戻ってこない貸し倒れです。2011年10月25日現在、AQUSHの貸し倒れ率は0.54%。他の金融機関の貸し倒れ率は銀行の法人への融資が2%前後、消費者金融で5~10%と言われているだけに、かなり優秀な数字です。その理由は、借り手への厳しい審査とAQUSH独自のグレード制にありました。

次のページでAQUSH独自のグレード制をレポートします >>>>>

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