妊娠・出産特集/子どもの名前・名づけ

先輩パパ・ママ100人の名付け白書(2ページ目)

親が“命”の次に子供にプレゼントしてあげられるもの、それが“名前”。今回は先輩パパ・ママ100人に命名の由来を聞いてみました。先輩パパ・ママは何を優先して命名したのでしょうか。男の子編、女の子編に分けてレポートします。

執筆者:All About 編集部

女の子の親に聞きました!ヒメの名前、どう選ぶ?

女の子の名付けに関して、最も回答が多かったのが、「名前の響きや愛称を重視した」というもの。はじめに音の響きを決めて、そこから漢字を考えるというスタイルが多い傾向にあります。また、男の子ではごく少数だった、「インスピレーションからつけた」という回答が、女の子では主流に。あれこれ難しく考えるより、直感的にその子にふさわしい名前を選んでいる様子。

とはいえ、響きや直感で名前を決めるにしても「姓名判断などでしっかりと縁かつぎはしておきたい」という親心なのでしょうか。女の子の名前では、姓名判断や画数を重視しているのが特徴です。

case:1 可憐さ、美しさの象徴、「花をモチーフにした名前」

花を織り込むあたりは、さすが女の子の名前!といった感じですね。優雅なイメージ、可愛らしいイメージなど、選ぶ花の種類によっても、雰囲気が違ってきそうです。

  • 優里/ゆり:音が花の名前である事。優しい人間になってほしい。(30代 男性)
  • 彩花/あやか:自分が花が好きなように、娘にも色とりどりの花を見てキレイだと思う感性豊かな子になってほしいと名付けた。苗字との組み合わせで尚且つ自分の願い。(30代 女性)
  • 那由花/なゆか:女の子なので、大人になってもずっと花のように可愛らしくいてほしいという願いを込めて、那由他(きわめて大きいという数の単位)の花、「那由花」と名付けた。(20代 男性)
  • 小花/ちいか:一輪の大輪の花より、小さくてもたくさんの花が咲くように、1つの幸せより、ささやかでもずっとたくさんの幸せに包まれるように! という願いから。(30代 女性)
  • 咲来/さら:春生まれなので、さわやかに。花のイメージで、ぱっと自分の周囲を和らげ癒せるような子に。(20代 女性)
  • 葵/あおい:葵(あおいほてい)の花は今住んでいる明石と女房の田舎の千葉の海岸にしか自生していないこと。また、女房の名前(千草)も草冠なので、植物で合わせた。(30代 男性)

case:2 気になるのが親心。姓名判断&画数で「運を呼ぶ名前」

親にとっても子供にとっても、「よい画数」といわれるのと「悪い画数」といわれるのとでは、やはり前者のほうが嬉しいものですよね。女の子の幸せを願う定番の名付け方として、今も根強い人気です。

  • 真心/まこ:画数を見て、合うものの中から優しい感じがするこの名前にした。すごく「まこ」っぽくて、とっても繊細で優しい子に育っている。(30代 女性)
  • 杏奈/あんな:姓名判断ソフトで運勢がよかったこと。かつ左右対称の漢字を使っていることを重視。(30代 女性)
  • 心咲/みさき:自分の旧姓の字画がすべて「凶」と診断され、姓名判断の先生から「君の親は何も考えずに名前を付けたね」といわれたとき、かなりショックだったので、子供の名前は、姓名判断の本を参考に、字画を考慮して付けた。当たる当たらないに関わらず、いつか子供が姓名判断を気にしたときに安心させてあげたい。(30代 女性)
  • さくら/さくら:ダンナとつき合っているときから「かわいい名前だね」と話していて、字画を見たら悪くなかったので、この名前に決めた。(30代 女性)
  • 陽菜/はるな:字画がよいこと。そして、響き、意味、イニシャルが家族内で同じにならないことを重視。春に生まれたので、明るく華やかで、優しい感じにした。お日様や菜の花のように明るい子に育ってほしい。(30代 女性)
  • 結心/ゆみ:インターネットで画数や、いい相性の字を調べた。いろんな人と心と心でつながりを持ってほしい。(20代 女性)
  • 瑞希/みずき:響きと画数を考えて名付けた。自分自身も周りの人にも潤いを与えられる子供になってほしい。(30代 女性)

case:3 かわいらしさを優先させたいから「響きのよい名前」

柔らかな音、優しい音、華やかな音など、声に出して呼んだときのイメージから名付ける方法が最近では主流。子供への願いや希望を「音」に託すパパ・ママも多いようです。

  • 美琉/みる:あまり人気のある名前は避けたいと思い、音の響きを中心に選んだ。川や海で遊ぶのが好きなので、最初は「美流」にしようと思ったが、「流」より「琉」のほうが良いと思い、漢字を変えた。(30代 女性)
  • 柚花/ゆずは:名前の響きを大切にした。ママが果物の漢字を使う名前なので、子供にも果物か植物の漢字を使いたかった。(20代 女性)
  • 朱莉/しゅり:パパが「しゅ」という響きを入れたいとこだわっていたので「しゅり」と名付けた。(30代 女性)
  • 華凛/かりん:キレイな音で、女の子らしい名前にしたかった。華麗にでいて凛としたところのある女の子になってほしかったから。(30代 女性)
  • 留歌/るか:響きのよさで決めた。いつまでも語り継がれる歌のように息の長い人になってほしいという願いを込めて。(30代 女性)
  • リオ/りお:「リオ」という響きがとても明るく、楽しそうだったのでこの名前に決めた。(40代 女性)

case:4 ビビビ!とキタ!ひらめきで「惚れ込んだ名前」

パパ・ママの頭にパッとひらめいた名前。もしかしたら、わが子にとっての運命なのかもしれません。

  • 桜/さくら:主人のインスピレーション。主人が日本人でないため、日本を象徴する名前にしたかったらしい。(40代 女性)
  • 桃子/ももこ:夏に食べた桃がおいしかったので。「桃のようにかわいく育ってほしい」と命名。(30代 男性)
  • 風伽/ふうか:ムツゴロウさんの孫の名前だけど、「風花」と言うのを見た時に「絶対この名前だ~!!」と思った。「カ」の字は、自分の娘ながら「華」という柄じゃないなと思い(娘よごめん)、「伽」の文字に。本人も私もすごく気に入っている。(30代 女性)

case:5 イメージや意味を重視!自分の「好きな字を使った名前」

大切なわが子へ、パパ・ママから大好きな一文字をプレゼント。思いを込めた名付けもまた一案です。

  • 姫菜/ひな:柔らかいふんわりした雰囲気の名前にしたかった。そして、気品のある華やかな漢字を使いたかった。上品さを表す「姫」の字に、お花の「菜」の字をくっつけて「姫菜(ヒナ)」と名付けた。(20代 女性)
  • 美帆/みほ:予定日が夏だったので、海に関する文字を使いたかった。(40代 女性)
  • 知葉/ともは:同じ姓がこの地区では非常に多いので、オリジナリティのある名前にしたかった。生まれた季節が秋だったし、自然に関連する1字を入れたかった。あと、「知」という字が好きだから。(40代 女性)

case:6 ちょっと古風で女性らしい、「大和撫子な名前」

個性的な名前が増えてきた今だからこそ、あえて日本らしい、女性らしい名前を選ぶ人もいます。

  • 瑞穂/みずほ:生まれてきたときの顔を見て、主人が決た。日本が好きな子、すがすがしい思いやりのある優しい子に育つようにと意味を込めて。(30代 女性)
  • 百合子/ゆりこ:最近の名前はわかりにくいのが多いから、あえてわかりやすい古風な名前にしたかった。私の希望で、子の付く名前に。(30代 女性)
  • 奈々/なな:日本の古都「奈良」をイメージ。おしとやかで人を包み込む包容力のある名前にした。(40代 女性)

case:7 女性として輝いてほしいから「海外でも通じる名前」

世界中の人たちから愛されてほしい、知的な女性に育ってほしいという親心の表れかもしれませんね。

  • 聖凛/せり:国際社会で馴染む名前を考えた。知徳にすぐれ、これからの社会で女性として凛として輝いてほしいという意味を込めて。(20代 女性)
  • 有理紗/ありさ:主人がアメリカ人なので、国際的に発音しやすいものを、ということで、音にこだわった。理性と女の子らしい柔らかさを持った人になってほしいという思いから漢字を選んだ。(40代 女性)
  • 圭都/けいと:外国でも親しみのある名前にしたかった。将来は国際的な女の子になってほしいという願いを込めて。 (30代 女性)

名付けの豆知識(2)

名前の最後の「母音」が性格にも影響!?気になる性格&相性診断をチェックして、名付けの参考に。

名前の音で分かる、性格と相性 >>

番外編 編集部が注目!個性的な命名スタイル

100人100様のエピソードから、編集部の目に留まった女の子の名付けをご紹介します。

  • 奈々花/ななか : お姉ちゃんが春生まれで「美咲(みさき)」だったので、関連性のある名前にしたかった。「奈」は、植物の名前の意味もあり、そこに「花」をつけた。 流行の映画(マンガ)の「NANA」もあり、ラッキーセブンの「7」の意味も込めて。(30代 女性)
  • 茜/あかね : 兄妹で雰囲気を揃えたかったので、漢字一文字、それも左右対称っぽい、シンプルな字体で考えた。明るい子になるように、色のイメージから。(20代 女性)
  • 沙佑里/さゆり : 上の子が「コレがいい!」と決めた。後は親が字を考えた。自分の考えをしっかり持つというような意味合いを込めて。(30代 女性)
  • 日奈子/ひなこ : 子の字をつけること。あまり画数を多くしないこと。おひさまのように明るく、利口な子に育つように。奈は神様にささげる草木の名だったとか。(30代 女性)
  • 奈津美/なつみ : 「なっちゃん」という愛称を付けたかったので、それから名前を考えた。あまり字に意味は込めていないが、覚えやすく、誰にでも慕われるようになってほしいと思って名付けた。(30代 女性) 

<<「男の子の親に聞きました!チビの名前、どう選ぶ?」はこちら
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