ペットを飼う家族が多くなってきたわけは 

2010年は夫婦+子どもひとり世帯が29.1%、単身世帯が27.9%と家族の形態が変わって来ました。かつての日本は大家族でみんなそれぞれに役割を持ち成り立って来ました。そのことで家族に連帯意識や絆が育まれてきたのです。現代はより快適に便利に過ごすための設備や機能が備わった充実した住まいにもかかわらず、家族間のコミュニケーションが取りづらい社会になって来ました。簡単には比較できませんが、社会的構造の変化や家族の形態による影響が多いことは確かです。
そういった背景の中で近年ペットを飼う家族がとても多くなって来ました。ペットを通して地域の人々とのコミュニケーションを深めてもいます。ペットの代表である犬と住む家づくりを考え、快適に暮らしていける工夫や知恵をアドバイスします。


愛犬の居場所の作り方 

人間にとって自然を感じる家づくりになっていれば、犬にとっても気持ちは良いものです。エアコンなどの機器に頼った空気循環ではなく自然な空気の循環です。
犬にとって気持の良い空間は次の5項目に配慮してあげるとよいでしょう。


1. 犬だって自分の空間が欲しい
犬も人間と同じように自分の空間があったほうがストレスの負担も少なく精神的に落ち着いた生活を送ることができます。心が動揺した時や怖いことがあった時に逃げ込める場所です。


安心してくつろげるスペースを

安心してくつろげるスペースを

2. 安心してくつろげるスペースを作ってあげる
人間の空間スケールと犬の空間スケールは違います。例えば、人間にとって大きな吹き抜けは気持ちが良いが犬にとっては体育館のようで落ち着きません。場合によっては囲まれた狭い場所を用意してあげることです。


3. 家族が集まる近くに居場所を設ける
犬にとっても家族と一緒にいることが幸せです。犬を孤立させるのではなくリビングなど家族が集まる場所に居場所を作ってあげることが大切です。


4. 通風・採光に十分配慮
夏の暑い直射日光のあたる場所、寒暖の差が激しい場所、通気の流れが悪く湿気のこもる場所、乾燥のしすぎるような場所、これらは避けて匂いが滞留しないような環境づくりを心がけることです。又これらはもちろん住む家族にとっても当たり前ですが快適な空間となります。


5. 清潔な環境が保てる内装材の選択
汚れや傷などに強い建材を選び、掃除のしやすいことも頭に入れておきましょう。又、メンテナンスの容易さも大事です。最近は消臭機能のある壁紙や壁用タイルも発売されていて、カビやダニの発生を抑えてくれる建材もあります。