スチームクリーナー・高圧洗浄機/スチームクリーナー・高圧洗浄機の選び方

スチームクリーナーの選び方(2ページ目)

店頭には、小型のハンディタイプから、キャニスタータイプ(一般的な掃除機)の大きさまで、いろいろなタイプが並んでいます。そんなスチームクリーナーの仕組み・種類をはじめ、購入の際のチェックポイントをお伝えします!

執筆者:戸井田 園子

確認すべきチェックポイント

高温のスチームが出るクリーナーなので、火傷などをしないためにも、安全面のチェックは大切です。また、実際の使用で使い易さを左右する項目もいくつかあります。それらについてまとめて見ていきましょう。

■タンクのキャップ

スチームクリーナー

給水タンクのキャップは、中の温度が下がり圧が下がらないと開かない安全仕様が安心

ボイラー式の場合、タンクに圧力が加わっているため、スイッチを切った直後にキャップを開けると熱いお湯が吹き出る恐れがあります。スイッチを切ると、直ぐキャップが開けられる構造になっている機種と、タンク内の温度がある一定温度まで下がらないとキャップが開かないような安全対策をしている機種がありますので、安全レベルを確認しましょう。

 

■スチーム噴射のロック機能

スチームクリーナー

噴射ノズルの手元にあるロックボタンがあれば、レバーが握れなくなるため誤操作防止になる

手元のレバーでスチームのON・OFF操作ができるタイプがありますが、レバーを引こうとしてもスチームが出なくなるロック機能が付いている機種がおすすめです。準備段階やちょっとだけその場を離れる時など、このロック機能があると安心です。

 

■スチームコントロール

スチームクリーナー

手元のレバーでスチームのON・OFFをコントロールできると、本体から離れていても操作がしやすい

手元でスチームのON・OFFができるタイプがおすすめ。ハンディタイプの場合は、本体ごと持ち上げるので、当然手元でスチームのON・OFFができますが、キャニスタータイプの場合、手元となるホースの先でスチームのON・OFFができるか否かで、使いやすさが格段に違ってきます。また、スチーム量をコントロールできるタイプもあります。必ず操作スイッチの位置や機能を確認しましょう。

 

■空焚き防止
タンク内の水がなくなった場合、自動的にヒータースイッチが切れるかどうかもチェックポイントです。安全面はもちろんですが、ムダな電気を使わないという意味でも、確認しておきましょう。

■重さ
ハンディタイプは一見コンパクトで軽そうに思いますが、作業中ずっと水やヒーターが入っている本体を持っていることになります。1~2kgはありますので、疲れてくることも……。一方、キャニスタータイプの場合、本体は床に置いているので、ウデにかかる負担は、ホースとノズルの重さだけとなります。特に、レンジフードやエアコンなど高いところを掃除する場合、かえって楽かもしれません。店頭で実際に持ってみることを、おすすめします。

■アタッチメント
ブラシ・床ブラシ・窓用ノズルなど、ホースの先に取り付けるアタッチメントがいろいろありますが、各社だいたい似たような構成となっています。そこで、注目したいのが小さいブラシ。ノズルの先にこのブラシを付けると、より汚れが落としやすくなります。使用頻度が高く、洗面・トイレ・風呂・キッチンとあちこちで活躍しますが、できはればトイレとキッチンでは、違うブラシを使いたいものです。場所により使い分けられるよう、ブラシは色違いで複数持つのがおすすめ! です。

※参考商品:ケルヒャー・スチームクリーナー用ブラシ (3個組)

■連続使用時間
給水タンクの水が無くなった場合、次の給水をして温度が上昇するまでそれなりの時間が必要になりますので、掃除が中断されることになります。長い時間、続けて使いたいなら、タンク容量と合わせて最大連続使用時間の長いものを選ぶことをおすすめします。

※参考機種:ケルヒャー スチームクリーナー SC 2.500 C
(運転中も給水ができ、連続使用が可能なタイプ)


繰り返しになりますが、スチームクリーナーは、高温の蒸気を利用するため、くれぐれも安全性はしっかり確認して頂きたいと思います。そのうえで、冒頭に書いたように、どのような使い方をしたいのかを踏まえて、上記の項目を確認していけば、ご自分にとって使いやすい一台が見つかるでしょう。洗剤を使わずエコなクリーナー、ぜひ、掃除道具のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?

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