片頭痛発作時の緩和アドバイス・対処法

突然に頭がズキンズキンと痛くなる片頭痛。わが国の大規模調査によると、なんと1000万人以上の日本人がこの片頭痛に悩んだ事があるというデータがあります。頭痛を起こす病気の中で一般的な片頭痛ですが、場合によっては寝込んでしまい、日常生活に支障がでるほど傷む事がありますが、きちんとした対処方法を知っていれば症状を軽くする事ができます。そこで、ここでは片頭痛と上手く付き合う対処法をお教えします。

まず片頭痛の診断を専門家にしてもらう

頭痛で悩んでいるときに、最初にしなければならないことは、その頭痛が本当に片頭痛かどうかを診断してもらう事です。頭痛を引き起こす病気はたくさんあり、重篤な病気が隠れていることもあるので、片頭痛と勝手に思い込まないことが重要。そして受診の際は、脳神経外科や神経内科を標榜しているクリニック、病院がお勧め。最近では、頭痛を専門に診察する頭痛外来を掲げている医療機関もあるので有効に活用して下さい。

典型的な片頭痛は、頭の片側で、心臓が脈打つようにズキンズキンと痛む拍動性の頭痛を繰り返します。ただし、痛みは頭の両側で起こったり、ズキンズキンと脈打たないことも。その他の特徴として、吐き気、光や音、臭いに敏感になるなどの頭痛以外の症状を伴うこともあります。頭痛時は、暗くて静かな部屋でじっとしていたいという患者さんが多くいます。人によっては頭痛が始まる前に目の前がチカチカとしたり、ギザギザ模様の線が現れたりする閃輝暗点を訴えます。

片頭痛の特効薬、トリプタン製剤は飲むタイミングが重要

トリプタン製剤

日本では平成13年8月から片頭痛の特効薬であるトリプタン製剤が発売されました。この薬を適切に使うことが、片頭痛治療の第一歩といえるでしょう。

病院で処方される片頭痛の薬の代表が、トリプタン製剤。現在では、5種類の内服薬が発売されています(2011年10月現在)。錠剤だけではなく、点鼻薬や家でできる注射まで、さまざまな種類があります。

片頭痛は、何らかのきっかけで頭の血管の周りにある「三叉神経」が刺激され、脳血管を拡張する痛み物質が出ることが原因。このトリプタン製剤は、脳にあるセロトニン受容体に働いて、いわゆる痛み止め(鎮痛薬)とは違い、片頭痛のもとを取り除くことができる薬です。

片頭痛の特効薬であるトリプタン製剤ですが、最大限の効果を発揮するには飲むタイミングが非常に重要です。トリプタン製剤は、片頭痛の起こる前に服薬しても効果はすくなくなります。痛みが始まってから30分以内に服薬するのが一番効果があるので、自分の頭痛のタイミングを知ることが治療の第一歩になります。

頭痛日記をつけてみよう

内服薬を効果的に使用するには、自分の頭痛が起こるタイミングを知ることが重要。そこで、頭痛日記を書いてみることを提案いたします。手帳に頭痛が起きた日に印をつけるだけでも、1~2カ月続ければ、なんとなく傾向がつかめるはずです。ここで、記載するポイントを列挙しておきます。

・日時、時間
・天候
・頭痛の質  ズキンズキンと脈を打つ感じ、重苦しい感じなど
・痛む場所  前頭部、後頭部、全体的になど
・生理周期、睡眠時間、飲酒、喫煙、食事など、生活習慣にまつわること
・ストレスの有無

自分の頭痛を引き起こす誘因がわかれば、それを避けるように生活習慣を整えればいいですし、避けられないような誘因であれば、薬を持参するようにしましょう。

もし、薬がない場合はどうする?

横になれる状況であれば、静かで暗い部屋でじっとしていましょう。そして、こめかみをぬれタオルなどで冷やすのも効果的。安定剤などを使用して仮眠をとるのもいいでしょう。そしてカフェインが多く含まれている緑茶やコーヒーも治療薬になりうるので試してみてください。


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