フードプロセッサー/フードプロセッサー

フードプロセッサー・ブレンダーの選び方

調理の下ごしらえが楽になると人気の、フードプロセッサー。最近は、定番の据え置き型に加え、スティック型も増えています。それぞれの特徴を整理しつつ、選び方のポイントをお伝えします。

執筆者:戸井田 園子

フードプロセッサー事情

フードカッターのタイプ

フードカッターの種類は大きく2タイプ。左が定番の据え置き型(※参考製品:クイジナート)、右が最近人気のスティック型(※参考製品:ブラウン)

フードプロセッサーとは、食材を「刻む」「混ぜる」など、調理の下ごしらえをする、調理アシスト家電。最近はアタッチメントが豊富になり「切る(スライス・細切り)」「つぶす」「おろす」「こねる」などもできるため、活用範囲が広くなっています。形状も、据え置き型・スティック型、サイズも大きいモノからコンパクトサイズまで、様々な製品が発売されていますので、総称して「フードカッターorクッキングカッター」と呼ばれていることもあります。

しかしこの家電、購入後に使わなくなってしまう“死蔵率”が高い家電のひとつとも言われています。その原因は出し入れが面倒、お手入れが面倒……など。そんなことにならないためにも、どんなタイプが自分にとって使いやすいのかを、しっかり見極めましょう。


タイプ別の特長

定番の据え置き型「フードプロセッサー」の他、最近はスティック型の「ブレンダー」も人気が高く、店頭に数多く並べられています。まずはそれぞれの長所・短所を把握しましょう。

(1)据え置き型「フードプロセッサー」
台座の上に容器がセットされ、その中に材料を入れて使うタイプ。中にある刃が高速回転し、食材を処理します。基本的には包丁で切れるものに使うのが目安です。ジュースを作る、乾燥したものを粉末にする、氷を砕くなどには不向きと考えて下さい。たくさんの下ごしらえが必要になる家族の多い人、週末にまとめて調理をする人には、一度に大容量できるこのタイプが便利でしょう。

<メリット>
  • モーターパワーが大きく一度に処理できる量が多い
  • 容器が固定されているので安定している
  • いろいろなサイズが発売されている
<デメリット>
  • 設置スペースが必要になるので置き場所を確保する必要がある
  • お手入れがやや面倒
■代表機種: スタンダードサイズ
フードプロセッサーの代表格。性能が高く、家庭用としては最高峰。クイジナートには、大容量タイプからコンパクトタイプまでサイズ展開が豊富にあるので選びやすい。

DLC-8P2J

■体表機種:コンパクトサイズ
頭の部分を押せば回転するというシンプルな構造とコンパクトさが使いやすい。お手軽価格なので、お試しに最適。
Conomi TK210-W [ホワイト]

(2)スティック型「ブレンダー」
スティック状の本体の先に、回転する刃がついたタイプ。その名の通り、ブレンド=「まぜる」や「つぶす」のが得意で、水分が多いモノを撹拌してジュースやスープなどが簡単にできます。今までこの手の家電を利用したことがなく、一度使ってみたいという人は、ブレンターが手軽で導入しやすいでしょう。特に、少人数のご家庭や離乳食など少量の調理におすすめです。

<メリット>
  • コンパクトで置き場所をとらず手軽に使える
  • 鍋やボールに直接入れて使用できるので汚れものが増えない
  • 洗うパーツが少ないのでお手入れが楽
  • アタッチメントでフードプロセッサーと同じことがほぼできる

<デメリット>

  • 一度にたくさんの量は処理できないものが多い
  • 「刻む」ためには、専用の容器が必要

■代表機種
スティックタイプの売れ筋No.1。シェーバーで実績があるメーカーだからこそ、刃物の切れ味には自信あり!
マルチクイック プロフェッショナル MR5550MFP


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