すっかり定着してしまった、“草食男子”と“肉食女子”と言う言葉。ひとくくりにするのが良いかはどうかは別として、たしかに、そういう傾向のある男女が年々歳々、増えているという実感はある。

恋愛の現場は、女性主体で動き始めた?

肉食女子

経済が上向きでないときの男性は元気がないもの。女性がどんどん引っ張って、彼らの生命力を引き出しましょう

先日も、某テレビ番組で『草食男vs肉食女』という一般人50人のトーク企画があった。童貞なのはもちろん、自分ですらしたことがないという性欲ゼロの草食男子。
長年片想いしていて(しかも、遠距離で何度も振られているのに)他の女性なんてこちらから願い下げだと嘘ぶく勘違い草食男子……などがいる一方、肉食女子の方はというと。

片想いしている時間がもったいないから、職場であろうと、色目でサインを送って暗に誘うという肉食、性欲が異様に強いゆえに名ハンターとなった肉食、そして、無理目の芸能人しか愛せずに高確率で芸能人と付き合っている肉食女などなど。

彼(彼女)らは、少し極端ではあるものの、根底のところでおおむね、今の男女の性質と、社会の縮図を表しているようにも見えた。

肉食女子にまつわるネガティブイメージは、メディアがつくったステレオタイプのせい

現実的には、恋も(仕事やその他のことも)女は自分から動くしかないという局面を迎えている。だけど、「どうしても肉食女にはなりたくない」「抵抗がある」という女子は多い(かくいう、私もそのひとり)。今や幻想であろうとも、男から動いて欲しいという気持ちはもちろん、それ以上に、“肉食”という言葉の響きとイメージに品がないから抵抗がぬぐえないのだとおもう。

くだんのテレビ番組に出ていた肉食女子たちも極端とは言え、ステレオタイプの肉食を役割として与えられていたし……。一般化したようでいて、まだまだネガティヴな印象が多いのが肉食女子(草食男子も)だ。

実際には、もっと魅力的で愛される肉食女はたくさんいる――。ガツガツもギラギラもしていないけれど、自分からさらっと近づいて、相手を虜にできる人がいる。